御曹司に溺愛されました!?
#1
〜10年前〜
悧珠「ママ〜」
悧珠母「悧珠ちゃん」
悧珠「あのね、りず、きょうおともだちとブランコしたの!」
悧珠母「そうなの?よかったわね〜」
悧珠「うん!それでね‥」
ブーン
悧珠母「悧珠!!」
悧珠「え?‥」
ドンッ
キキィー ガシャン
悧珠「ママ?‥ママ!ママ!」
女性A「え、事故?」
女性B「みたいだね」
女性A「大丈夫かな?」
女性B「救急車呼んだ方がいい?」
女性A「うん、そうして」
「大丈夫?」
悧珠「うん‥でも、ママが!」
女性A「今、救急車呼んでるからね。大丈夫だよ〜」
ピーポーピーポー
そして母は2度と帰らぬ人となってしまった
〜現在〜
[漢字]星川 悧珠[/漢字][ふりがな]ほしかわ りず[/ふりがな]
16歳、高校2年
彩芽「あ、おはよう!悧珠」
悧珠「おはよう!」
彩芽「そういえば、悧珠。知ってる?」
悧珠「何が?」
彩芽「今日、あの皇一織が学校にくる日なんだよ!」
悧珠「へぇ〜」
彩芽「相変わらず興味ないんだね」
悧珠「‥‥逆に何がいいの??」
彩芽「え、何がいいってそりゃ‥‥顔でしょ!」
悧珠「‥やっぱり顔か」
彩芽「いや、顔以外にもいいところあるからね?」
悧珠「何がいいって聞いたら、顔って言ったの彩芽でしょ」
彩芽「だって〜‥」
キャー
彩芽「お、早速王子のお出ましか」
悧珠「その王子ってのもよくわからないんだけど‥」
彩芽「顔がいいのももちろんなんだけど、運動神経がいい上に成績優秀。それに誰にでも優しいあのスマイル‥!」
悧珠「へぇ〜」
(優しいスマイル‥ねぇ)
彩芽「ねぇ悧珠!見に行こうよ!」
悧珠「え、やだよ」
彩芽「なんで〜」
悧珠「ファンだと勘違いされたくないから」
彩芽「別にいいじゃん!」
悧珠「やだよ」
彩芽「でも、もしかしたら王子を見たら、悧珠も興味湧いてくるかもよ?」
悧珠「それはない」
彩芽「もう〜いいから!行こ!」
悧珠「はぁ〜」
きゃー
彩芽「おぉ〜、結構いるね」
悧珠「芸能人でもいるのかってくらい多いんだけど‥」
彩芽「でも、実際芸能人だしね」
悧珠「え?」
彩芽「え?知らなかった?」
悧珠「うん」
彩芽「え、そうだったんだ」
「王子はね、モデルをしてるの」
悧珠「モデル‥」
彩芽「そう」
私の母もモデルをしていた。
父は、俳優。
私の両親はどちらも海外でも活躍をしていた。
そのせいか、英語は昔から得意だった。
彩芽「そういえば、悧珠のお母さんもモデルしてたよね」
悧珠「うん」
彩芽「昔、めっちゃ有名だったって、うちのお母さんが言ってた」
悧珠「そうなの?」
彩芽「そう!悧珠のお母さん、綾峰京子(あやみねきょうこ)のメイクがルーティンみたいなので紹介されてたのがバズって、流行ってたらしい」
悧珠「そうなんだ」
彩芽「うん。それから、綾峰京子と悧珠のお父さん、星川龍一郎(ほしかわりゅういちろう)が結婚した時も、なんかバズったとかなんとか‥」
悧珠「結婚したら、バズるって何?」
彩芽「さぁ?でも、当時はそのブームがすごかったみたい」
悧珠「そうなんだ‥」
思い返してみれば、私は何も両親のことを知らない。
もちろん、人生の半分は海外にいたからそのせいかもしれないけれど‥。
きゃー!!
モブ女1「王子よ!」
モブ女2「今日も麗しいわ!」
悧珠「それにしても、すごい人気だね」
彩芽「でしょ!どう?悧珠も興味持った?」
悧珠「いや?」
彩芽「そっか〜。まぁ別にいいんだけどね」
悧珠「そういう彩芽は好きなの?」
彩芽「ううん、全然」
悧珠「じゃあ、なんで聞いてくるの?」
彩芽「いや〜、実はねここだけの話。私、王子の付き添い?秘書?みたいな人と付き合ってるんだよね〜」
悧珠「そうなんだ、おめでとう!」
彩芽「ありがと!でさ、今日、昼休みに悧珠をある場所に連れていきたいんだけど‥」
「王子御一行に興味がある人は行けない場所なんだよね」
悧珠「あぁ、だから」
彩芽「そう。ごめんね〜」
「うざかったよね」
悧珠「別にうざくはないけど、なんかしつこいなって」
「彩芽らしくないなって」
彩芽「そうだよね、ごめんね」
「じゃあ、早速昼休み行こ!」
悧珠「わかった」
悧珠「ママ〜」
悧珠母「悧珠ちゃん」
悧珠「あのね、りず、きょうおともだちとブランコしたの!」
悧珠母「そうなの?よかったわね〜」
悧珠「うん!それでね‥」
ブーン
悧珠母「悧珠!!」
悧珠「え?‥」
ドンッ
キキィー ガシャン
悧珠「ママ?‥ママ!ママ!」
女性A「え、事故?」
女性B「みたいだね」
女性A「大丈夫かな?」
女性B「救急車呼んだ方がいい?」
女性A「うん、そうして」
「大丈夫?」
悧珠「うん‥でも、ママが!」
女性A「今、救急車呼んでるからね。大丈夫だよ〜」
ピーポーピーポー
そして母は2度と帰らぬ人となってしまった
〜現在〜
[漢字]星川 悧珠[/漢字][ふりがな]ほしかわ りず[/ふりがな]
16歳、高校2年
彩芽「あ、おはよう!悧珠」
悧珠「おはよう!」
彩芽「そういえば、悧珠。知ってる?」
悧珠「何が?」
彩芽「今日、あの皇一織が学校にくる日なんだよ!」
悧珠「へぇ〜」
彩芽「相変わらず興味ないんだね」
悧珠「‥‥逆に何がいいの??」
彩芽「え、何がいいってそりゃ‥‥顔でしょ!」
悧珠「‥やっぱり顔か」
彩芽「いや、顔以外にもいいところあるからね?」
悧珠「何がいいって聞いたら、顔って言ったの彩芽でしょ」
彩芽「だって〜‥」
キャー
彩芽「お、早速王子のお出ましか」
悧珠「その王子ってのもよくわからないんだけど‥」
彩芽「顔がいいのももちろんなんだけど、運動神経がいい上に成績優秀。それに誰にでも優しいあのスマイル‥!」
悧珠「へぇ〜」
(優しいスマイル‥ねぇ)
彩芽「ねぇ悧珠!見に行こうよ!」
悧珠「え、やだよ」
彩芽「なんで〜」
悧珠「ファンだと勘違いされたくないから」
彩芽「別にいいじゃん!」
悧珠「やだよ」
彩芽「でも、もしかしたら王子を見たら、悧珠も興味湧いてくるかもよ?」
悧珠「それはない」
彩芽「もう〜いいから!行こ!」
悧珠「はぁ〜」
きゃー
彩芽「おぉ〜、結構いるね」
悧珠「芸能人でもいるのかってくらい多いんだけど‥」
彩芽「でも、実際芸能人だしね」
悧珠「え?」
彩芽「え?知らなかった?」
悧珠「うん」
彩芽「え、そうだったんだ」
「王子はね、モデルをしてるの」
悧珠「モデル‥」
彩芽「そう」
私の母もモデルをしていた。
父は、俳優。
私の両親はどちらも海外でも活躍をしていた。
そのせいか、英語は昔から得意だった。
彩芽「そういえば、悧珠のお母さんもモデルしてたよね」
悧珠「うん」
彩芽「昔、めっちゃ有名だったって、うちのお母さんが言ってた」
悧珠「そうなの?」
彩芽「そう!悧珠のお母さん、綾峰京子(あやみねきょうこ)のメイクがルーティンみたいなので紹介されてたのがバズって、流行ってたらしい」
悧珠「そうなんだ」
彩芽「うん。それから、綾峰京子と悧珠のお父さん、星川龍一郎(ほしかわりゅういちろう)が結婚した時も、なんかバズったとかなんとか‥」
悧珠「結婚したら、バズるって何?」
彩芽「さぁ?でも、当時はそのブームがすごかったみたい」
悧珠「そうなんだ‥」
思い返してみれば、私は何も両親のことを知らない。
もちろん、人生の半分は海外にいたからそのせいかもしれないけれど‥。
きゃー!!
モブ女1「王子よ!」
モブ女2「今日も麗しいわ!」
悧珠「それにしても、すごい人気だね」
彩芽「でしょ!どう?悧珠も興味持った?」
悧珠「いや?」
彩芽「そっか〜。まぁ別にいいんだけどね」
悧珠「そういう彩芽は好きなの?」
彩芽「ううん、全然」
悧珠「じゃあ、なんで聞いてくるの?」
彩芽「いや〜、実はねここだけの話。私、王子の付き添い?秘書?みたいな人と付き合ってるんだよね〜」
悧珠「そうなんだ、おめでとう!」
彩芽「ありがと!でさ、今日、昼休みに悧珠をある場所に連れていきたいんだけど‥」
「王子御一行に興味がある人は行けない場所なんだよね」
悧珠「あぁ、だから」
彩芽「そう。ごめんね〜」
「うざかったよね」
悧珠「別にうざくはないけど、なんかしつこいなって」
「彩芽らしくないなって」
彩芽「そうだよね、ごめんね」
「じゃあ、早速昼休み行こ!」
悧珠「わかった」
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