友情は、モロハノツルギ?
翠side
今日は寝られない。睡眠薬は毎日飲まないといけないようだ。奈美には胃腸薬とごまかした。いまだに気づいていないようだから、ありがたい。本人には悪いが。
部屋をでて、しっかり鍵を閉め、本部に向かって歩き出す。かわいらしい女の子、という雰囲気はいつも崩さないよう、気をつける。
徒歩5分。
黒いビルにたどり着く。
入り口で身分証を見せ、金属探知ゲートを通り、エレベーターで上の階に上がり、幹部室をノックする。
翠「翠です、」
?「嗚呼、入っていいよぉ」
翠「久しぶりです、[漢字]御陵[/漢字][ふりがな]みささぎ[/ふりがな]さん」
御「久しぶりだねぇ、翠さん」
この男は御陵。私が昔からお世話になっている。
御「大きくなったな、私ぐらい背が高くなったんじゃない?」
翠「ひどいですね、高身長のあなたが言うのはなかなかですよ」
御「それはさておき、サツリク命令が出ている。すぐ近くの路地裏だ。」
翠「そうですか、どうやっておびき寄せたんですか?」
御「マッチングアプリ♡」
翠「キモっ、またですか」
御「もうこの手のプロだから!」
御「相手は二十代の男、中肉中背、どこぞの組織の幹部らしい」
翠「じゃあ行ってきます。」
御「ぐっらっ✧」
デートで使いそうなかわいらしいコートを羽織り、鈍器と凶器を持って外に出る。
自宅のある彼処よりも空気が心なしか汚い気がする。
今日は寝られない。睡眠薬は毎日飲まないといけないようだ。奈美には胃腸薬とごまかした。いまだに気づいていないようだから、ありがたい。本人には悪いが。
部屋をでて、しっかり鍵を閉め、本部に向かって歩き出す。かわいらしい女の子、という雰囲気はいつも崩さないよう、気をつける。
徒歩5分。
黒いビルにたどり着く。
入り口で身分証を見せ、金属探知ゲートを通り、エレベーターで上の階に上がり、幹部室をノックする。
翠「翠です、」
?「嗚呼、入っていいよぉ」
翠「久しぶりです、[漢字]御陵[/漢字][ふりがな]みささぎ[/ふりがな]さん」
御「久しぶりだねぇ、翠さん」
この男は御陵。私が昔からお世話になっている。
御「大きくなったな、私ぐらい背が高くなったんじゃない?」
翠「ひどいですね、高身長のあなたが言うのはなかなかですよ」
御「それはさておき、サツリク命令が出ている。すぐ近くの路地裏だ。」
翠「そうですか、どうやっておびき寄せたんですか?」
御「マッチングアプリ♡」
翠「キモっ、またですか」
御「もうこの手のプロだから!」
御「相手は二十代の男、中肉中背、どこぞの組織の幹部らしい」
翠「じゃあ行ってきます。」
御「ぐっらっ✧」
デートで使いそうなかわいらしいコートを羽織り、鈍器と凶器を持って外に出る。
自宅のある彼処よりも空気が心なしか汚い気がする。