社会の粗大ごみは 努力をします
「努力、ねぇ」
昼休みで陽キャたちが居る騒がしい大広間から逃げるように廊下に出た。
学校の陽キャどもは人の目を気にせず側転するわ、下ネタ言うわ、急に踊るわで正直嫌いどころか恨みすらある気がする。
でも後輩から逃げたことに対して少し罪悪感が、、、いや気にしないでおこう、いつもこうやって逃げてきたんだもう怖くない。
あと数分で授業が始まる。
「次は、歴史の授業か、、、あの先生方言バリバリで内容が黒板に書かれてる文字しか読み取れないって優等生たちから苦情がすごいんだよな。まぁ私には関係ないけどね」
約17年間大体1人で過ごしてきたから独り言のレベルは誰にも負けない自信がある。
そそくさと自分のクラスに戻り席に着く、こういうところだけは優等生だ。
「あ~いじゃぁ授業始めるでぇ」
「起立、礼 西先生おねがします」
「おねしゃーす」
「着席」
相変わらずこの時の日直は少しめんどそうだ。
担当によっては欠席者とか現在数とかも言わせる奴もいるからな、日直の日あいつらだけは避けたい。
「んじゃぁ、教科書784P」
まぁもう授業を聞く気はさらさら無い、落書きはシャー芯無くなって買いに行くことになるからめんどいし、漫画読もうにも今日はでかめの漫画しか持ってきてないから説教確定でめんどいし、もうめんどいから堂々と寝よう。
、、、
「、、、ちゃん、、ずちゃん、、坂津ちゃんってば!!」
坂津「、、、んあ、?なんですか、えーっと藤沢さんか」
藤沢「いつまで寝てるの、流石にホームルーム終わっちゃったから声かけたけど、大丈夫?」
坂津「ホームルーム終わった、?、、、えホームルーム終わったの?」
藤沢「うん、さっき終わったよ」
坂津「ガチか二時間以上爆睡したのか、ごめんなさいありがとうございます」
藤沢「いやいや全然いいよ、じゃぁ私部活だから、坂津ちゃんも頑張ってね」
坂津「あ、はい、、、えとありがとうございます、、?」
まさか二時間以上爆睡コースは予測していなかった。
焦って変な返事になったな、別にどう思われてもいいんだけどさ。
というか、そうか私このクラスで喋ったことある人居ても数人だし、しかも新学期の頭だし、そりゃ誰も私が帰宅部だってことを知らないわな。
歴史の教材を当たり前のようにロッカーに置き弁してから校舎出た。
帰り道、いつものように校則違反のジャージ下校をし、いつもと同じ道を歩く。
まだ日が昇っているが、紫外線とかそんなものは気にせず歩く。
そういえば我が後輩はたしか吹奏楽部だっけな、上下関係とかだるそうなのに良くできるなあの人、私は絶対無理だな二日でバックレる。
あの後輩進路はどうするんだろう、高校で吹部やるなら音楽やるのかな、いや普通に大学・就職か、あの子はしっかりしてそうだなそういうところ。
見習える気がしないけど、少し私でも気にしてみようかなって思えるすごい人だよあの人は、、、
無駄に広い田舎道を一人で歩いてる私に聞きなれた声が聞こえてきた。
昼休みで陽キャたちが居る騒がしい大広間から逃げるように廊下に出た。
学校の陽キャどもは人の目を気にせず側転するわ、下ネタ言うわ、急に踊るわで正直嫌いどころか恨みすらある気がする。
でも後輩から逃げたことに対して少し罪悪感が、、、いや気にしないでおこう、いつもこうやって逃げてきたんだもう怖くない。
あと数分で授業が始まる。
「次は、歴史の授業か、、、あの先生方言バリバリで内容が黒板に書かれてる文字しか読み取れないって優等生たちから苦情がすごいんだよな。まぁ私には関係ないけどね」
約17年間大体1人で過ごしてきたから独り言のレベルは誰にも負けない自信がある。
そそくさと自分のクラスに戻り席に着く、こういうところだけは優等生だ。
「あ~いじゃぁ授業始めるでぇ」
「起立、礼 西先生おねがします」
「おねしゃーす」
「着席」
相変わらずこの時の日直は少しめんどそうだ。
担当によっては欠席者とか現在数とかも言わせる奴もいるからな、日直の日あいつらだけは避けたい。
「んじゃぁ、教科書784P」
まぁもう授業を聞く気はさらさら無い、落書きはシャー芯無くなって買いに行くことになるからめんどいし、漫画読もうにも今日はでかめの漫画しか持ってきてないから説教確定でめんどいし、もうめんどいから堂々と寝よう。
、、、
「、、、ちゃん、、ずちゃん、、坂津ちゃんってば!!」
坂津「、、、んあ、?なんですか、えーっと藤沢さんか」
藤沢「いつまで寝てるの、流石にホームルーム終わっちゃったから声かけたけど、大丈夫?」
坂津「ホームルーム終わった、?、、、えホームルーム終わったの?」
藤沢「うん、さっき終わったよ」
坂津「ガチか二時間以上爆睡したのか、ごめんなさいありがとうございます」
藤沢「いやいや全然いいよ、じゃぁ私部活だから、坂津ちゃんも頑張ってね」
坂津「あ、はい、、、えとありがとうございます、、?」
まさか二時間以上爆睡コースは予測していなかった。
焦って変な返事になったな、別にどう思われてもいいんだけどさ。
というか、そうか私このクラスで喋ったことある人居ても数人だし、しかも新学期の頭だし、そりゃ誰も私が帰宅部だってことを知らないわな。
歴史の教材を当たり前のようにロッカーに置き弁してから校舎出た。
帰り道、いつものように校則違反のジャージ下校をし、いつもと同じ道を歩く。
まだ日が昇っているが、紫外線とかそんなものは気にせず歩く。
そういえば我が後輩はたしか吹奏楽部だっけな、上下関係とかだるそうなのに良くできるなあの人、私は絶対無理だな二日でバックレる。
あの後輩進路はどうするんだろう、高校で吹部やるなら音楽やるのかな、いや普通に大学・就職か、あの子はしっかりしてそうだなそういうところ。
見習える気がしないけど、少し私でも気にしてみようかなって思えるすごい人だよあの人は、、、
無駄に広い田舎道を一人で歩いてる私に聞きなれた声が聞こえてきた。