社会の粗大ごみは 努力をします
人生17年目(高校二年)の冬、顧問の愚痴を後輩に話していました。
「えー、でもそれって先輩も悪くないですか?あんま言いたくないですけど」
「まじ?」
「だって先輩が練習サボってたっていうのもあるんですよね?それは1時間説教されてもしょうがない気もしますけどねぇ。」
「んーまぁたしかに練習はサボってた!だるかったし」
「その面倒くさがりを直すというか、努力しないとまた一時間説教ですよ先輩」
「いや、今度は1時間27分と予測する」
「、、、そんなことは別にいいんですよ。 とにかく!先輩の努力してるところ私本当に見たことないんですよ?まだ少ししか一緒に過ごしてませんけどね」
「そーだぞ我が後輩、たった数か月で私を見測るな」
「そうですけど先輩来年どうするんですか?受験するんですか?それとも就職?」
「まだ決めてないんだよなぁ、受験は勉強だるいし就職は面接練習とかもだるそう、というか書類記入とかもだるそうだな、、」
「先輩本当にどうするんですか、、単位も確かギリなんでしたっけ」
「そうそう努力すんのめんどすぎて最低ラインと並走してる笑」
「笑い事じゃないです一ミリも、逆によく高校受験できましたね先輩」
「失礼だな、まぁなんというか、、うちの親金持ちじゃん?」
「え、まさかの裏口入学ですか先輩」
「まぁそこはご愛嬌♡」
「うわぁ、良くない、、」
「でもなぁ、本当に自立できる気がしないからな、JK終わったらお空に帰ろうかなもう」
「急にそんな話にしないでください、成人したら一緒に酒飲むんですよね?」
「なんだその約束、した記憶がないのだが」
「今したんです。守って下さいね?」
「あーわかったわかったー」
「あ、先輩逃げないでください」
近くに置いてあった自分の荷物を持って私は逃げた。
あーいう真面目な話は好きじゃない、努力は嫌いなんだ。
でも心配してくれる人に出会ったのは本当に久しぶりで少しうれしい、私は中3前半あたりから周りからどんどん見放されていったのだ。周りが勉強している中で自分だけは何の努力もせずゲームをし、漫画を読み、、と好きなことしかやってこなかったのだ今日の今日まで。
だから私は今年度に入るまでずっと一人だった。友達を作ろうとはしなかったし、先輩と良い関係を築く努力もしていなかったからだ。
そんなある日、校舎内で迷子になっていた一年の子が私に教室の場所を聞いてきて以来ずっと話しかけてくれた。
最初は少しめんどくさかったけど、今となっては唯一の安らぎの場にもなっている気がする。
「努力、ねぇ」
昼休みで騒がしい大広間を抜けた廊下で私は呟いた。
「えー、でもそれって先輩も悪くないですか?あんま言いたくないですけど」
「まじ?」
「だって先輩が練習サボってたっていうのもあるんですよね?それは1時間説教されてもしょうがない気もしますけどねぇ。」
「んーまぁたしかに練習はサボってた!だるかったし」
「その面倒くさがりを直すというか、努力しないとまた一時間説教ですよ先輩」
「いや、今度は1時間27分と予測する」
「、、、そんなことは別にいいんですよ。 とにかく!先輩の努力してるところ私本当に見たことないんですよ?まだ少ししか一緒に過ごしてませんけどね」
「そーだぞ我が後輩、たった数か月で私を見測るな」
「そうですけど先輩来年どうするんですか?受験するんですか?それとも就職?」
「まだ決めてないんだよなぁ、受験は勉強だるいし就職は面接練習とかもだるそう、というか書類記入とかもだるそうだな、、」
「先輩本当にどうするんですか、、単位も確かギリなんでしたっけ」
「そうそう努力すんのめんどすぎて最低ラインと並走してる笑」
「笑い事じゃないです一ミリも、逆によく高校受験できましたね先輩」
「失礼だな、まぁなんというか、、うちの親金持ちじゃん?」
「え、まさかの裏口入学ですか先輩」
「まぁそこはご愛嬌♡」
「うわぁ、良くない、、」
「でもなぁ、本当に自立できる気がしないからな、JK終わったらお空に帰ろうかなもう」
「急にそんな話にしないでください、成人したら一緒に酒飲むんですよね?」
「なんだその約束、した記憶がないのだが」
「今したんです。守って下さいね?」
「あーわかったわかったー」
「あ、先輩逃げないでください」
近くに置いてあった自分の荷物を持って私は逃げた。
あーいう真面目な話は好きじゃない、努力は嫌いなんだ。
でも心配してくれる人に出会ったのは本当に久しぶりで少しうれしい、私は中3前半あたりから周りからどんどん見放されていったのだ。周りが勉強している中で自分だけは何の努力もせずゲームをし、漫画を読み、、と好きなことしかやってこなかったのだ今日の今日まで。
だから私は今年度に入るまでずっと一人だった。友達を作ろうとはしなかったし、先輩と良い関係を築く努力もしていなかったからだ。
そんなある日、校舎内で迷子になっていた一年の子が私に教室の場所を聞いてきて以来ずっと話しかけてくれた。
最初は少しめんどくさかったけど、今となっては唯一の安らぎの場にもなっている気がする。
「努力、ねぇ」
昼休みで騒がしい大広間を抜けた廊下で私は呟いた。