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この話はフィクションで、実際起こった話ではありません。

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宮廷台所の隠し味

#6

貴妃、麗花妃

「重いわね。ねえ[漢字]貴明[/漢字][ふりがな]コイミン[/ふりがな]も手伝って!」
「無理だよ、[漢字]蘭蘭[/漢字][ふりがな]ランラン[/ふりがな]。私今書物を運んでるから」
「も〜、こっちの方が重いんだよ?」
言い合いをしている中、私が間に入った。
「あの…私が手伝いましょうか?」
「あ、ありがとうございます…」

「本当にありがとうございました!」
「あなた、もしかしてだけど。寧夏?」
お妃様が問う。いや違います。
「その右の翡翠の耳飾りは、私が特注した翡翠よ」
「そうかもしれませんが、私はただの町娘です」
「! あなた、相手が誰だか分かっているのかしら!?」
「…蘭蘭、この子は」
「この御方は、貴妃、[漢字]麗花[/漢字][ふりがな]リーファ[/ふりがな]さまよ! 覚えておくのね」
「蘭蘭」
麗花妃が蘭蘭という侍女をなだめる。
蘭蘭は手に負えない気の強い、[太字]妃思い[/太字]な侍女のようだ。
「分かりました。私は、ここ後宮の管理を任せられました、[太字]春陽[/太字]と申します」
「はあっ?」
蘭蘭が疑問の表情を浮かべている。
やはりこんな小娘が後宮管理人だとは思わないらしい。
「可愛らしい管理人ね。舐められないよう気をつけて」
(うう、お妃様までも!)
そう思っていると、麗花妃が近づいて来た。
[明朝体][大文字]「これは、私の娘の証。無くしちゃあ駄目よ」[/大文字][/明朝体]
美しい、翡翠の髪飾りをつけてもらった。
シンプルなデザインだが、それは無駄に派手ではない、控え目な美しさというものだろう。
一体何故私は、娘だと言われるのだろう。
実に不思議だ。

作者メッセージ

麗花妃は、結構帝に愛されています。

2025/05/14 16:16

晴友真弥花 ID:≫ 92PfCVcPXHkYI
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