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この話はフィクションで、実際起こった話ではありません。

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宮廷台所の隠し味

#5

輝北の皇后、輝南の皇太后

「こちら、皇后、[漢字]風蕗[/漢字][ふりがな]フォンルー[/ふりがな]后だ」
「ごきげんよう、あなたは誰?」
これが、私の母疑惑。
お綺麗な方だ。私の母なわけがない。
「私は春陽で…」
「この者は、あなたの娘、寧夏です」
「寧夏…!!」
私は輝狼を睨む。どこのどいつか、不貞腐れて聞いていなかったがお偉いさんなのは間違いない。しかし、私にとって憎むべき相手だ。
「私は、町娘です、飯店を営むだけの」
「そう。ならいくつか質問するわね。あなたは何歳?」
「18です」
(13で最年少の官女になったんだよ)
そう心の中で続ける。
「では、あなたの耳。その耳飾りは何?」
「…これですか? これは生まれた頃からついていました。きっと母がつけたのだと思います」
「…正解ね」
ん?
耳飾りになんの意味が?
「あっ」
「私たちみんなで作ってつけた。可愛い娘に」
「みんな?」
「そうよ。正一品の四夫人の皆さんや中級妃、下級妃のみんなで、人が多ければ多いほど集まる材料は増えるわ。みんなの可愛い娘だったもの」
「そうなんですか。でも、私ではないです」

「終わらないでしょう、これは」
「あっ、こ、皇太后さま。…では、どうせよと?」
「試しましょう、吾孫を」
うーわ、やな予感。
「後宮の管理をさせましょうかねえ」
「後宮! いいですわね」
(…こ、後宮!?)
「北、そろそろ帰ろうか。朕はとても眠い」
「分かりました。南さま、後は頼みます」
「任せておくれ」
ほうほう、輝北の皇后と輝南の皇太后か。
面白いな。
あ、やちょっと待って。それどころぢゃな[漢字]ゐ[/漢字][ふりがな](い)[/ふりがな]。
「さあ、ついてきな。あんたの職場だからねえ、よおく覚えておくんだよ」
「は、はい…」

作者メッセージ

どんどん熱くなって来ましたね!

2025/05/14 07:13

晴友真弥花 ID:≫ 99MjdSACybZ2k
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