- 閲覧前にご確認ください -

この話はフィクションで、実際起こった話ではありません。

文字サイズ変更

宮廷台所の隠し味

#13

右の翡翠、左の琥珀

「公主さまにもいつか来て頂きたいわ。[漢字]旅券[/漢字][ふりがな]パスポート[/ふりがな]は渡しておくわね」
「私は、公主ではないです」
私はまたも否定する。
私はタダの町娘なのだ。琳美の娘なのだ。
「あら、そうなの? 左の耳飾りは、豪産だわよ」
(なんで分かるの!?)
「私が実家に無理言って取ってもらった琥珀。花の紋を入れているから、何を隠そうが分かるわ。右の耳飾りは麗花妃の翡翠の玉じゃないの?」
そう言われ、ブンブンと首を横に振った。
「でしょ? あなたは、私たちの大事な一人娘なの。否定するのはやめて頂戴」
「…はい」

「んふふ、雪雲妃、どうだった? 豪華絢爛と言うより、ふわふわした子でしょう?」
例の侍女、風鈴に訊かれる。
「確かに、豪華に着飾っておりましたが、雪のような方でした」
外見も内面も。
こんな人がこの世にいていいのかすら、疑問に思ったくらいだった。
「明日は、淑妃、[漢字]白雷妃[/漢字][ふりがな]パイレイヒ[/ふりがな]の方に行くのよね。楽しみにしてて頂戴。あの子は私がしっかり鍛えた子だもの」
「はあ。分かりました」
(鍛えるとはなんぞや?)
風鈴は不敵な笑みを浮かべていた。

作者メッセージ

淑妃様!!

2025/05/29 18:33

晴友真弥花 ID:≫ 90wVkSbT9y/pA
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 17

コメント
[4]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL