これが君の見る世界
モナ「・・・・・・・なんでもない・・・」
クレア「モナはさ、外って見たことある?」
モナ「外、ってこういうことじゃなくて?」
私達は今、本当に何もない荒野の中で話している。
「外」というのは、そういう「外」ではないのだろうか。
クレア「モナは、この「荒野」に閉じ込められてるような感じだと思うんだよね。」
モナ「なんで?私は、捕まった覚えないし、クレアみたいな重罪犯した罪人じゃないよ?」
クレア「みたいって何よ!みたいって!・・・でも、その「閉じ込められているような感じ」ってそういう意味じゃないんだよ。なんかこう、他の「景色」とか、「想い」とか、そういうものを何も得られない空間にいるのがモナなんじゃないかって。」
モナ「違う意味で、私は特別ヤバい人ってこと?」
クレア「「ヤバい人」・・・ってそういうことでは、ないと思う。」
「ヤバい人」じゃなかったら、いったい何が言いたいのか・・・。
どう考えても、そういう意味の言葉にしか聞こえないのはもしかして、私だけだろうか?
クレア「モナ!」
モナ「?」
クレア「ここから出たい?!」
突然すぎる質問だった。
「ここから出たい」?
一体、どこから?
丁度、日が昇る時間帯だった。
一体、どれほど長い時間話していたのだろう?
顔を出す朝日をバックに、クレアが手を出していた。
そして、その太陽にも劣らぬ笑顔で言った。
クレア「この、イカれ腐った世界から!」
クレア「モナはさ、外って見たことある?」
モナ「外、ってこういうことじゃなくて?」
私達は今、本当に何もない荒野の中で話している。
「外」というのは、そういう「外」ではないのだろうか。
クレア「モナは、この「荒野」に閉じ込められてるような感じだと思うんだよね。」
モナ「なんで?私は、捕まった覚えないし、クレアみたいな重罪犯した罪人じゃないよ?」
クレア「みたいって何よ!みたいって!・・・でも、その「閉じ込められているような感じ」ってそういう意味じゃないんだよ。なんかこう、他の「景色」とか、「想い」とか、そういうものを何も得られない空間にいるのがモナなんじゃないかって。」
モナ「違う意味で、私は特別ヤバい人ってこと?」
クレア「「ヤバい人」・・・ってそういうことでは、ないと思う。」
「ヤバい人」じゃなかったら、いったい何が言いたいのか・・・。
どう考えても、そういう意味の言葉にしか聞こえないのはもしかして、私だけだろうか?
クレア「モナ!」
モナ「?」
クレア「ここから出たい?!」
突然すぎる質問だった。
「ここから出たい」?
一体、どこから?
丁度、日が昇る時間帯だった。
一体、どれほど長い時間話していたのだろう?
顔を出す朝日をバックに、クレアが手を出していた。
そして、その太陽にも劣らぬ笑顔で言った。
クレア「この、イカれ腐った世界から!」