これが君の見る世界
エル「私達は[太字]双子[/太字]ってことにね。」
モナ「双子!?」
エル「あはっ!ずっと黙っててごめんねーモナ。お父様も叔母様も黙っててって言うからさぁ。」
にしてもすごく驚いた。
双子だなんて今まで一度も聞かされなかった。
それに、エルの性格は「言われた内緒話は、内緒で誰かに打ち明けちゃうちょっとした問題児(?)」みたいな感じだ。
エルが今まで一度も私に「双子だ」ということを黙っていたのは妹から見たとしても奇跡に近い。
モナ「でも、問題は。」
エル「「なぜ黙らされたのか」。でしょ?姉妹だからわかるよ。」
当ってる・・・。
モナ「そう。理由がなければ黙らせる意味がないからね。なにかを隠していなければ、こんな奇跡に近いことがエルにできるわけがないから。」
エル「私も自分の性格くらいは分かってるつもり。そうだよね。周りからしたら、私が今まで黙っていたのはほぼ奇跡。でも、現実は違う。」
モナ「?脅されたの?それとも弱みでも握られた?」
どっちにしろ、エルが脅しに誘われるような人柄じゃないのは分かってるし、弱みがあるような人間でもない。
___[明朝体]魔陣学や薬学の勉強中に[/明朝体]___
突如として蘇ったセリフ。
でも、その言葉を発した人が誰だったか思い出せない・・・!
でも、もし。もしも。
その人が・・・・・。
その、私の予想が。
[水平線]
「魔陣学や薬学の勉強中に」
『私達が双子だってこと』
花の光から生まれた「なにか」
(弱みがあるような人間でもない)
(脅しに誘われるような人間でも)
[中央寄せ]『[/太字]お父様も叔母様も黙ってて[/太字]』[/中央寄せ]
[水平線]
エル「ときにさ。」
すでにこの妄想が怖くなっていた。
この想像から抜け出せなくなっていた。
怖い。怖い。怖い。
私達の育て親は、いったい、何者なの?
なにを考えていたの?
私の予想通りなのであれば、なんて恐ろしいことを考える人間だったのだろう。
エル「モナは、この世界に[太字]魔法[/太字]とか訳のわからないものが実在すると思う?」
モナ「うん。」
迷わず答えた。
エルがこう聞くということはほぼ100%、私の読みは当たっているはずだ。
だって。
[大文字]この世界には魔法が存在するのだから。[/大文字]
モナ「双子!?」
エル「あはっ!ずっと黙っててごめんねーモナ。お父様も叔母様も黙っててって言うからさぁ。」
にしてもすごく驚いた。
双子だなんて今まで一度も聞かされなかった。
それに、エルの性格は「言われた内緒話は、内緒で誰かに打ち明けちゃうちょっとした問題児(?)」みたいな感じだ。
エルが今まで一度も私に「双子だ」ということを黙っていたのは妹から見たとしても奇跡に近い。
モナ「でも、問題は。」
エル「「なぜ黙らされたのか」。でしょ?姉妹だからわかるよ。」
当ってる・・・。
モナ「そう。理由がなければ黙らせる意味がないからね。なにかを隠していなければ、こんな奇跡に近いことがエルにできるわけがないから。」
エル「私も自分の性格くらいは分かってるつもり。そうだよね。周りからしたら、私が今まで黙っていたのはほぼ奇跡。でも、現実は違う。」
モナ「?脅されたの?それとも弱みでも握られた?」
どっちにしろ、エルが脅しに誘われるような人柄じゃないのは分かってるし、弱みがあるような人間でもない。
___[明朝体]魔陣学や薬学の勉強中に[/明朝体]___
突如として蘇ったセリフ。
でも、その言葉を発した人が誰だったか思い出せない・・・!
でも、もし。もしも。
その人が・・・・・。
その、私の予想が。
[水平線]
「魔陣学や薬学の勉強中に」
『私達が双子だってこと』
花の光から生まれた「なにか」
(弱みがあるような人間でもない)
(脅しに誘われるような人間でも)
[中央寄せ]『[/太字]お父様も叔母様も黙ってて[/太字]』[/中央寄せ]
[水平線]
エル「ときにさ。」
すでにこの妄想が怖くなっていた。
この想像から抜け出せなくなっていた。
怖い。怖い。怖い。
私達の育て親は、いったい、何者なの?
なにを考えていたの?
私の予想通りなのであれば、なんて恐ろしいことを考える人間だったのだろう。
エル「モナは、この世界に[太字]魔法[/太字]とか訳のわからないものが実在すると思う?」
モナ「うん。」
迷わず答えた。
エルがこう聞くということはほぼ100%、私の読みは当たっているはずだ。
だって。
[大文字]この世界には魔法が存在するのだから。[/大文字]