これが君の見る世界
可能性は一つだった。
抗争で消えたあとにでも、「部屋に来い」といえた理由。
モナ「・・・・・[小文字]地下?[/小文字]」
クレア「え?」
モナ「私の家は、抗争で燃え尽きているはず・・・。なのに「部屋に来て」って言えるのだとすれば、家の外装が吹っ飛んでも涼しい顔ができる場所がなければいけない。」
クレア「それが「地下」、か・・・。」
モナ「上で戦争が起きても『下』である『部屋』は、まだ残っている可能性は高い。少なくとも、ゼロではないはず。ここから、家があった場所まで大体20分ちょい・・・。全然行ける範囲内。」
クレア「わかった。方角はどっち?」
モナ「方角は、人脇大きな木がある方・・・」
私は、いつもの方角を見た。
そこにあったのは、「木」なんて緑のものは一切存在しなかった。
ただの焼け野原。
改めて、実感した。
この高い崖から見下ろした、私達の街。
特区の等に消えていた私達の居場所。
強い孤独と苦しみ。
私だけが生き残ったという罪悪感。
まるで、私のすべてを破壊し尽くさん限りの感情でいっぱいになる。
クレア「モナ、無理しなくていいんだよ?どうせ[大文字]誰もいないんだし[/大文字]・・・。」
抗争で消えたあとにでも、「部屋に来い」といえた理由。
モナ「・・・・・[小文字]地下?[/小文字]」
クレア「え?」
モナ「私の家は、抗争で燃え尽きているはず・・・。なのに「部屋に来て」って言えるのだとすれば、家の外装が吹っ飛んでも涼しい顔ができる場所がなければいけない。」
クレア「それが「地下」、か・・・。」
モナ「上で戦争が起きても『下』である『部屋』は、まだ残っている可能性は高い。少なくとも、ゼロではないはず。ここから、家があった場所まで大体20分ちょい・・・。全然行ける範囲内。」
クレア「わかった。方角はどっち?」
モナ「方角は、人脇大きな木がある方・・・」
私は、いつもの方角を見た。
そこにあったのは、「木」なんて緑のものは一切存在しなかった。
ただの焼け野原。
改めて、実感した。
この高い崖から見下ろした、私達の街。
特区の等に消えていた私達の居場所。
強い孤独と苦しみ。
私だけが生き残ったという罪悪感。
まるで、私のすべてを破壊し尽くさん限りの感情でいっぱいになる。
クレア「モナ、無理しなくていいんだよ?どうせ[大文字]誰もいないんだし[/大文字]・・・。」