これが君の見る世界
『[大文字]私の部屋に来て[/大文字]。』
[明朝体]ぱきん・・・[/明朝体]
その文字を見た瞬間、自分の中で何かが壊れる音がした。
ガラスのような何かが割れる音。
クレア「何が書いてあったの?」
クレアも顔を[漢字]強張[/漢字][ふりがな]こわば[/ふりがな]らせて言った。
クレア「「部屋」って・・・何?モナはなにか知ってる?」
モナ「わかんないよ。そもそも誰からの手紙なのか・・・」
そう答えたけど、想像はついていた。
これは「エルからの手紙」。
文字が明らかにそうだし、一番の特徴として文末につける「。」が小さな星のような形をしている。
それがエルが書く文章の大きな特徴だ。
ただ、普通のものと比べれば、本っ当によく見なければわからないほどに小さな変化。
クレアが見ても誰からのものなのか分からなかったのは、結構当然でもある。
まぁ、「。」が星になっていることに気づいていたとしても、私の姉ちゃんのものであると分かるはずもないのだけれど。
モナ(部屋・・・)
モナ「部屋??」
思わず声がもれてしまう。
「私の部屋」・・・
なにか引っかかる。
私たちの家は、抗争で消し飛んでる。
部屋があるはずない。
それに、十数年あの家で暮らしてきたから分かることだが、あの家には、個室は私の部屋と寝室、一階のリビングルームしかなかったはずだ。
姉はいたが、姉が使用するような、部屋はなかった。絶対に。
となれば、可能性は一つだった。
抗争で消えたあとにでも、「部屋に来い」といえた理由。
モナ「・・・・・[小文字]地下?[/小文字]」
[明朝体]ぱきん・・・[/明朝体]
その文字を見た瞬間、自分の中で何かが壊れる音がした。
ガラスのような何かが割れる音。
クレア「何が書いてあったの?」
クレアも顔を[漢字]強張[/漢字][ふりがな]こわば[/ふりがな]らせて言った。
クレア「「部屋」って・・・何?モナはなにか知ってる?」
モナ「わかんないよ。そもそも誰からの手紙なのか・・・」
そう答えたけど、想像はついていた。
これは「エルからの手紙」。
文字が明らかにそうだし、一番の特徴として文末につける「。」が小さな星のような形をしている。
それがエルが書く文章の大きな特徴だ。
ただ、普通のものと比べれば、本っ当によく見なければわからないほどに小さな変化。
クレアが見ても誰からのものなのか分からなかったのは、結構当然でもある。
まぁ、「。」が星になっていることに気づいていたとしても、私の姉ちゃんのものであると分かるはずもないのだけれど。
モナ(部屋・・・)
モナ「部屋??」
思わず声がもれてしまう。
「私の部屋」・・・
なにか引っかかる。
私たちの家は、抗争で消し飛んでる。
部屋があるはずない。
それに、十数年あの家で暮らしてきたから分かることだが、あの家には、個室は私の部屋と寝室、一階のリビングルームしかなかったはずだ。
姉はいたが、姉が使用するような、部屋はなかった。絶対に。
となれば、可能性は一つだった。
抗争で消えたあとにでも、「部屋に来い」といえた理由。
モナ「・・・・・[小文字]地下?[/小文字]」