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二次創作
ザ・ダークサイド

#1


星はもう、どこにも見えない。

遥か彼方の東の空が白み、夜闇に覆われていた森の木々が色を取り戻し始める。
時間がなかった。
その場で相対するのは異形と少年。
片や総身を無数の剣で構成された怪物
片や全身をくまなく己が血で染めた1人の少年
そして瀕死の怪物
少年が一歩を踏み出す
その刹那怪物の体の剣が彼の胸を貫通する。
そしてそれが最後の抵抗となった
怪物は死に少年は目が眩む痛みに耐える
戦いなどとは呼べない戦い、彼女の代わりの、自分を満足させるための行動
休んでる場合では無い
彼は近くにあったスコップを握り掛けてゆく
赤い血の足跡を残しながら走る
ようやく墓に辿り着く
彼はスコップを地面に突き立てた。
膝をつき、モグラかのように土を取り除く
指に地面の下から現れた鳶色の髪に絡まる
その奥で、死んだように眠っている愛しい頬から、何度も伝った涙の跡を見た。
無理もない。それだけ酷いことをした。そしてこれから、もっと酷いことをするだろう
だが少年は身勝手にも祈る。
ー願わくば、彼女が俺を許してくれますように

作者メッセージ

本編暇だったら描きます

2025/04/26 23:47

041300 ID:≫ 6aYbYewiZzPe6
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