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【 wrning !! 】

この作品は nmmn となっております。

実在する個人、団体 様 とは一切関係御座いません。

キャラ崩壊、口調迷子 等 有る場合が御座います。

十分にご注意下さいませ。

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二次創作
人外様 は 御遊び が お好き 。

#2

「 秘書様 」

外交申請書に一枚一枚目を通す。

途方もなく、面倒な作業。


一つも受理される訳ないと相手もわかっているだろうに。



kyo「 チッ ... あ‟ーー ... 、 」





ポケットから ライターを取り出し 煙草に火をつけた。

煙が 上へ上へと上り、やがて 薄れて 消える。


ゆらゆらと揺れ、灰色が白くなって、また消えた。



kyo「 邪魔もん も、こーゆー風に 消えてまえば ええんになぁ ... 」




[水平線]




俺の出身は天国。


生まれた時から天使で、勿論 生まれる前の記憶なんてものも無い。

物心ついたときにはもう既に 天使としての仕事をしていた。




天使の仕事は 大きく分けて3つ。


1つは 死んだ生き物を迎えに行く。

1つは 信仰の対象として 人間の前に現れ、言伝や預言をする。



そして、最後。


[大文字]悪徳が基準値に達したら、殺しに行くこと。[/大文字]



生き物ってのは、生まれたと同時に罪を犯す。



蟻を潰した。それも罪。

物を壊した。それも罪。

娯楽を続けた。 それも罪。

地面を踏んだ。それも罪。

唾を吐いた。 それも罪。

誰かを愛した。 それも罪。

誰かを傷付けた。 それも罪。

生き物を食した。それも罪。



当たり前の事から、普段やっているものまで。

生き物のやる事 殆どが 罪と化してしまう。




...めんどくさ。

正直言って、だからどうした。



kyo「 は‟ぁあ‟ぁぁ ... ... 」



この世界は、地上世界も、天界も、地獄も。

全部 おんなじ。

理不尽と嘘で凝り固まってる。




コンコン ッ


ct「 失礼しまーす 」

ct「 レウさんの代わりに お食事お届けに来ましたー☆ 」


勢い良く扉を開けるコンちゃんを、ちらりと横目で見る。


kyo「 ... ん、ありがと ... 」


ct「 なに黄昏ちゃってんのさ!かっこつけてんの?w 」

kyo「 ... ちゃうよ 、w 」


確かに今の俺は 窓際に立ち、闇に奪われそうな夕焼けを 眺めながら 煙草を吸っている。

コンちゃんの言う、黄昏れている...は強ち間違ってはいない。


ct「 今のきょーさんの気持ち 当てていい? 」

kyo「 当てれるもんなら。w 」



ct「 昔の事思い出して、全部に失望しちゃってんでしょ~? 」


失望 ...


kyo「 ... ... まぁ、そうかもな 」


コンちゃんは 食事の のった御盆を近くのローテーブルに置き、俺に向かって ゆっくりと歩き出した。

ct「 あるよねぇ、そーいう時 」

ct「 嫌な記憶は、何年経っても、何十年経っても、何千年経っても 消えてはくれない。 」


時々立ち止まり、総統室に飾ってある骨董品や絵画を 目でなぞっては、また歩き始める。


ct「 俺達が人外である限りは、ずっと ... ね。 」



低い声で、相手を見定め、見下し、嘲笑うかのような 目線。


いつものお茶目なコンちゃんとは違い、大人で 冷酷さが垣間見えるような 表情。


そして、纏う空気は重々しく、簡単に触れてはいけないような気がした。




ct「 なーんてねっ!記憶は時が綺麗に流してくれるよぉ! 」



ニコッと笑い、俺の手にあった書類を奪い取った。



ct「 これは俺がやっとくから。ちゃんとご飯食べなよ~? 」


kyo「 ...ぉん 」


コンちゃんはまた ニコっと笑って 扉を開けた。


kyo「 ... ... 俺等の中で、 」



あの表情。


あの雰囲気。


あの目。



kyo「 いっちゃん酷い目にあってきたんは ... コンちゃんやないんかな ... 」


全てが 彼の壮絶な 過去を 物語っていた。


ぽつりと呟いた俺の言葉は、誰も居ないこの部屋で 煙草の煙と一緒に 薄れて消えた。



作者メッセージ

人外の中でダントツに好きなのが天使なんですよ。

あ、シリアスでしたか?

2025/04/26 21:51

下等生物 ID:≫ 14TP1wJdPxsuc
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