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意味不明だけど面白い話(私は神になりたい)

#18

第18章

私たちは何となく生鮮食品売り場に行った。入り口には大きな横断幕があり、「ベジタリアンになろう」と書かれていた。畜産業が壊滅したようだ。店の中には育ちやすいジャガイモや、家庭菜園レベルの野菜や果物、キノコ、木の実、金魚、潮干狩りのつつましい貝 類、肉はカラスや雀、犬や猫などのペット、飲料水は黒いミネラルウォーターという有様で、品質が不安であった。そこに、「生産者の顔が見える野菜コーナー」があったので、そこで買い物をすることにした。商品棚には「ニラ」という商品名の雑草が売っていた。生産者の顔写真を見てみるとそれは花畑で中年の女性がカラスに追い回されている光景だった。生産者メッセージの欄には「助けろ」と書かれていた。

最後に、私たちは電気屋でテレビを見ることにした。その内容は、日本の民主化が完了するまで経済制裁を発動し、日本との貿易をしないという内容だった。日本の資源がますます不足してしまう、と思った矢先、中継が流れてきた。数万人の群衆がデパートに殺到しているようだった。まずい、このデパートだ。私たちは今5階にいるが、そこまで到達されると厄介だ。そこに、閉店の音楽が流れてきて、「よいこは おうちに かえりましょう」と店員が放送で呼びかけていたが、群衆は激高してしまい、逆効果だった。警官は「私に任せなさい」と言った。

私たちはデパートの制御室にたどり着いた。警官は駐車場の車と売り物のドローンとプラレールとトラクターと戦車を遠隔操作し、群衆に突っ込ませた。私は群衆が5階に逃げてこないよう、エレベーターを停止し、エスカレーターを高速で逆回転させ、階段には直接灯油をまいて、放火した。そして防犯カメラの映像を眺めた。その光景は今まで見たどんな映画よりも面白かった。中継を見るとリポーターも巻き込まれているようだった。デパート内の騒ぎが収まり、これにイオニアス・ブリブリブスは喜んだ。そして私たちを「事件解決の英雄」として称え、指名手配を取り消したばかりか、勲章を授けたのであった。こうして私たちは政府の高官になった。

2025/06/23 18:07

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