短編集。
私は急いで病院に向かった。
佑がいる部屋に入ると、佑はすでに目を覚ましていた。
「佑!!」
「愛…、ごめんな…迷惑ばっかかけて…。」
私は首を横に振った。
「俺言ったよ……、[太字]治療しません[/太字]って…。」
「え…?どういうこと…?」
「言われたんだ…、もう選ばなきゃいけないって…、治療するか、このまませずに死を待つか。」
私は佑が治療をしない決断をしたことに腹が立った。
「相談してよ…、私嫌だよ。このまま死を待つしかないのは。」
「ごめんな…、でももういいんだよ…。」
「俺は幸せだった…。」
「佑!」
私は泣きながら訴えた。
「嫌だ……、死なないで…。お願い…、治療してよ…、お願い…お願い…。」
すると佑は震えた手で、だけど確かにその頼もしい手で私の頭を撫でてくれた。
「大丈夫……。愛だったらやっていけるよ……。だって愛すごいもん…。」
そういう問題じゃない。
私は佑と一緒に生きていきたいだけなのに…。
でも、どうしてもそれを佑に伝えることができなかった。
「佑……。」
「愛…、俺の目を見て…。」
そう言われてすぐ目を見た。
佑は泣いていた。
「俺も生きたいよ…。愛が頼もしいお母さんでいて、ずっと可愛くて素敵な奥さんだって…沢山自慢したい…。みるが……小学校に入学して…卒業して…成人式だって見たい…。みるの結婚式は…、俺は泣いちゃうかな……wその全てを愛に託す…。愛ならこれ、全部できるだろ…?俺は、愛の中では生きてたから……。みるは忘れちゃうかもしれないけど…、いいんだ…。愛が伝えてくれれば…。」
「生きたいなら…、どうして…?」
「迷惑をかけるのもそうだけど……、愛とみるのことを…愛してるから……。」
「え……?」
「愛してるからこそ…、迷惑をかけたくない…。愛…、大丈夫…。愛なら大丈夫。夫の俺が言ってるんだから確かだよ…。……最後まで一緒にいてあげられなくてごめんね…。他の旦那さんみたいに、強くて、頼もしい旦那じゃなくて…、ごめんね…。」
私は佑のその言葉に、声を出して泣いた。
私は、佑の選択を尊重することにした。
佑がいる部屋に入ると、佑はすでに目を覚ましていた。
「佑!!」
「愛…、ごめんな…迷惑ばっかかけて…。」
私は首を横に振った。
「俺言ったよ……、[太字]治療しません[/太字]って…。」
「え…?どういうこと…?」
「言われたんだ…、もう選ばなきゃいけないって…、治療するか、このまませずに死を待つか。」
私は佑が治療をしない決断をしたことに腹が立った。
「相談してよ…、私嫌だよ。このまま死を待つしかないのは。」
「ごめんな…、でももういいんだよ…。」
「俺は幸せだった…。」
「佑!」
私は泣きながら訴えた。
「嫌だ……、死なないで…。お願い…、治療してよ…、お願い…お願い…。」
すると佑は震えた手で、だけど確かにその頼もしい手で私の頭を撫でてくれた。
「大丈夫……。愛だったらやっていけるよ……。だって愛すごいもん…。」
そういう問題じゃない。
私は佑と一緒に生きていきたいだけなのに…。
でも、どうしてもそれを佑に伝えることができなかった。
「佑……。」
「愛…、俺の目を見て…。」
そう言われてすぐ目を見た。
佑は泣いていた。
「俺も生きたいよ…。愛が頼もしいお母さんでいて、ずっと可愛くて素敵な奥さんだって…沢山自慢したい…。みるが……小学校に入学して…卒業して…成人式だって見たい…。みるの結婚式は…、俺は泣いちゃうかな……wその全てを愛に託す…。愛ならこれ、全部できるだろ…?俺は、愛の中では生きてたから……。みるは忘れちゃうかもしれないけど…、いいんだ…。愛が伝えてくれれば…。」
「生きたいなら…、どうして…?」
「迷惑をかけるのもそうだけど……、愛とみるのことを…愛してるから……。」
「え……?」
「愛してるからこそ…、迷惑をかけたくない…。愛…、大丈夫…。愛なら大丈夫。夫の俺が言ってるんだから確かだよ…。……最後まで一緒にいてあげられなくてごめんね…。他の旦那さんみたいに、強くて、頼もしい旦那じゃなくて…、ごめんね…。」
私は佑のその言葉に、声を出して泣いた。
私は、佑の選択を尊重することにした。