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短編集。

#12

余命宣告。(11)

「みる、結婚おめでとう。」


「え、パパ…?」


「みるは、パパの声、初めて聞いたんじゃないかな?3歳の時で最後だもんね。みるは、今何歳ですか?幸せですか?みるが幸せならパパはそれでいいよ。
パパは、早く亡くなって、ママに残りのみるの育児をすべて託しちゃった。かっこ悪い父親だよな…。ママの言うことはちゃんと聞けたか?愛に似て、ちゃんと約束とか守るんだろうな…。パパは、ママの約束守れなかったよ。生きて欲しいって言われてたんだけどね…。俺は自分の考えを尊重してしまった。ごめんな。
これがみるの結婚式だとしたら、愛。いるよな。愛、ごめんな。育児お疲れ様。俺は結局何にもできなかったな…。愛に甘えさせることも、休みを取らせることも、愛に頼りっぱなしだったよな…。ごめん。愛にな、言い忘れたことがある。もし、家に帰ってまだ俺のパソコンが残っているのなら、ファイルを見て欲しい。パスコードは……まぁ、愛ならわかるだろう。愛があの時俺の意見を尊重してくれて嬉しかった…。でも、今感じていること言うと、やっぱり俺まだ生きたいんだよな。みるのこれからも見たい…。もっと愛と過ごしたい…。ごめん…。俺の方が泣いちゃったな…。みるのウェディングドレス、見たかったよ。まぁ、愛があんだけ可愛かったんだから、みるも可愛いんだろうな。ふふっ…、みるの旦那さんには俺のことでいろいろと迷惑をかけるかもしれないね…、その時は、どうか妻と、みるのことを助けてあげてくれ…。俺は、愛とみるのことを愛してる。
みる、改めて結婚おめでとう。」


私とみるは、涙が溢れ出て止まらなかった。


でも、まだ終わりじゃない。


私は帰ってから佑のパソコンを開いた。


**

2025/04/25 23:26

ayumi. ID:≫ 72.8xvjYRJ7as
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