短編集。
**
14年後…。
「なんで起こしてくれなかったの〜!」
「起こしたよw!」
「行ってきます!」
「あ、パパに言った?」
「あ!パパ行ってきます!」
「気をつけてね!」
「は〜い!」
**
「ねぇパパってどんな人だったの?」
「写真見てどう思うのよ。」
「え、普通にイケメン。」
「ふふっw」
「なになにw」
「パパはね、強い人だったよ。」
「強い人?」
「ほら、パパは余命宣告をされて亡くなったって言ったでしょ?あれね、助かるかもしれなかったのよ。でもね、パパは自ら治療の道を選ばなかったの。」
「どうして…?」
「私と、みるのため。負担をかけたくなかったんだと思う。入院してた時、まだみるは3歳だったもんね。パパは悲しがってたな、みるが学生になったらパパのことなんて忘れてしまうんじゃないか、いない存在にしてしまうんじゃないかってw」
「私が忘れるわけないのにwパパって面白い人だね。」
「うん、面白いし、とっても家族思いだったよ。みるが生まれた時、私より泣いてたのあの人だからね。」
「そうだったんだ。」
「みる、これだけは覚えてて欲しいの。」
「ん?」
「パパは、心の中でずっと一緒にいるからね。」
「…うん。わかった。」
14年後…。
「なんで起こしてくれなかったの〜!」
「起こしたよw!」
「行ってきます!」
「あ、パパに言った?」
「あ!パパ行ってきます!」
「気をつけてね!」
「は〜い!」
**
「ねぇパパってどんな人だったの?」
「写真見てどう思うのよ。」
「え、普通にイケメン。」
「ふふっw」
「なになにw」
「パパはね、強い人だったよ。」
「強い人?」
「ほら、パパは余命宣告をされて亡くなったって言ったでしょ?あれね、助かるかもしれなかったのよ。でもね、パパは自ら治療の道を選ばなかったの。」
「どうして…?」
「私と、みるのため。負担をかけたくなかったんだと思う。入院してた時、まだみるは3歳だったもんね。パパは悲しがってたな、みるが学生になったらパパのことなんて忘れてしまうんじゃないか、いない存在にしてしまうんじゃないかってw」
「私が忘れるわけないのにwパパって面白い人だね。」
「うん、面白いし、とっても家族思いだったよ。みるが生まれた時、私より泣いてたのあの人だからね。」
「そうだったんだ。」
「みる、これだけは覚えてて欲しいの。」
「ん?」
「パパは、心の中でずっと一緒にいるからね。」
「…うん。わかった。」