魔王転生 天性の自己愛に囚われし者ナルシスト(^^)
俺は桜木キューディン。高校二年生である。俺が廊下を通ると女子達の「カッコいい!惚れる!まぢすこ!(以下省略)」という心の声が聞こえてくる。なぜかって?それは俺が天性のかっこよさを持っているからさっ!だが彼女はいない。告白もされたことがない。それもきっと俺がカッコ良すぎて直視ができないからだろう。断じてモテないから年齢=彼女いない歴というわけではない。運動はあんま、いや、めっちゃできる。だからモッテモテ。え?あんまりって言いかけたよねって?気のせいさぁ!まぁそれはいいとして、俺は今、夜道を歩いている。大して理由もなく、なんとなくで。って子供がトラックに轢かれそうになっ、考えるよりも早く体が動いた。子供の声が聞こえる。救急車のサイレンも。だんだん意識が薄れていく。あぁ、死ぬんだな。