狐物語
狐野葉が席に座ると、左の席の男子が、「初めまして、狐野葉ちゃん!僕、佐久真っていうんだ!」と言った。狐野葉は、「[大文字][太字]え!?[/太字][/大文字]」と、教室に響く馬鹿でかい声で言った。教室は数秒、沈黙した。佐久真は、(僕変なこと言ったかなぁ…?言っちゃったのかなぁ…!?)と、内心焦っていた。すると先生が言った。「狐野葉さん、次うるさくしたらろうかに行ってもらいますからね?(圧)」狐野葉は「はい…[小文字]スイマセン[/小文字]」と言った。(まさか佐久真と再会できるとは…!)狐野葉は嬉しくてたまらなかった。あの時命を助けてくれた人に再会できたのだから。狐野葉が嬉しさのあまりぼーっとしていると、今度は右の席の男子が話しかけてきた。「よ」さっきの背の高い男子だ。狐野葉はびっくりして、「[大文字][太字]え!?[/太字][/大文字]」と、馬鹿でかい声で言った。「…狐野葉さん、ろうかにどうぞ♡(圧)」