狐物語
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「うーん…おはよ…」狐野葉は目覚まし時計で起きた。ちなみに、“目覚まし時計で起きる”というのも修行の1つだった。いよいよ今日は、狐野葉が高校に行く日だ。転校生として狐野葉は高校に行くのだが、狐野葉的には「転校した学校行くの緊張するなぁ」ではなく「初めて学校行くの緊張するなぁ」なのだ。
ちなみに「小学校と中学校はどうしたんだよ」って思っている人がいると思うので、またお教えします。
狐野葉はテキパキ用意をし、元気よく、「行ってきまーす!」と言った。だが、今はまだ6時半。学校は開いてないし、だれも登校していない。絶対今登校してはいけない。けど、狐野葉を止めれるのは、家族の朝食をつくる狐野葉の母の葉菜狐(はなこ)、現在爆睡中の狐野葉の父の狐宇太(こうた)、隣の山にハイキングに行った狐野葉のおじいちゃんの狐太郎(こたろう)、あの世に行ってしまった狐野葉のおばあちゃんの百合狐(ゆりこ)しかいない…ていうか母しかいない。だが、母は人間の生活なんかわからないわけで、「行ってらっしゃーい」と送ってしまった。
「うーん…おはよ…」狐野葉は目覚まし時計で起きた。ちなみに、“目覚まし時計で起きる”というのも修行の1つだった。いよいよ今日は、狐野葉が高校に行く日だ。転校生として狐野葉は高校に行くのだが、狐野葉的には「転校した学校行くの緊張するなぁ」ではなく「初めて学校行くの緊張するなぁ」なのだ。
ちなみに「小学校と中学校はどうしたんだよ」って思っている人がいると思うので、またお教えします。
狐野葉はテキパキ用意をし、元気よく、「行ってきまーす!」と言った。だが、今はまだ6時半。学校は開いてないし、だれも登校していない。絶対今登校してはいけない。けど、狐野葉を止めれるのは、家族の朝食をつくる狐野葉の母の葉菜狐(はなこ)、現在爆睡中の狐野葉の父の狐宇太(こうた)、隣の山にハイキングに行った狐野葉のおじいちゃんの狐太郎(こたろう)、あの世に行ってしまった狐野葉のおばあちゃんの百合狐(ゆりこ)しかいない…ていうか母しかいない。だが、母は人間の生活なんかわからないわけで、「行ってらっしゃーい」と送ってしまった。