○○　ん...
ふわふわのベットの上で目を覚ます。ここは...
フランス　あっ♡○○♡起きたんだね！
○○　ふ、フランス...？
フランス　うん♡フランスで合ってるよ♡
○○　フランスっ！　ｷﾞｭｯ
フランス　！！ふふっ、んもう、○○は子どもだな〜ｗ
○○　んへへ、フランスあったかぁい♡
フランス　可愛いなぁ〜○○は♡
○○　かｯ、可愛くないもんっ！///
フランス　ツンデレなところも本当に可愛い♡
○○　もっ、もう知らないっ！！/////
フランス　でも本当は好きなんでしょ？
○○　う〜ｯ////す、好き...
フランス　ふふっ、ﾁｭｯ(こめかみﾀﾞﾖ)愛してる♡
○○　ｯ！？ふ、フランスばっかりずるい！！！私だって！！！
ﾁｭｯ(ほっぺたﾀﾞﾖ)
フランス　！！
○○　ほ、ほら！ちゃんとできるし！！
...あれ、なんか、見覚え...気のせい？
フランス　ふふふっ、必死なのも可愛い♡
○○　んも〜ｯ！
...やっぱり知ってる気がする。似た光景。
フランス　可愛いなぁ〜あ、そうだ！新作のドレスが出来たんだ！着てみてよ！
○○　ほんと！？やったぁ〜！着る着るっ！
...そんなわけ無いか。この時間は私とフランス、”夫婦”の唯一無二の時間なのだから。
フランス　着せてあげようか？
○○　っ、うん！
フランス　もしかして、ちょっと恥ずかしい？
○○　そ、そんなことないよ！！だってフランスだもん！私の大切な旦那様なんだもん！
恥ずかしくないよ！
そう、私とフランスは夫婦。数年前に結婚式を挙げて、今はラブラブ真っ最中なんだ。
フランス　...そっか〜♡そうだよね♡
○○　だ、だから...その...着せて？
フランス　...え、誘って((((((
○○　違うからね！？ただ、ドレスって一人じゃ着るの難しいだけだからね！？
フランス　あははっ、冗談だよ、冗談ｗ
○○　よ、よかったぁ...
フランス　じゃっ、早速着せ替えるね〜♡
すると、フランスが優しく、私の衣類を脱がし始める。
時々手が素肌にあたって、少しドキドキしてしまう。
まるで、初恋の時みたいに。あれ、私に初恋なんてあったっけ...？
なんか、不思議...フランスが初恋の人なのに、なんでそう思ったんだろ...？
そう思っている内に、着替えが終わったようだ。
フランス　さっ、その場で回ってみて！
言われたままに、私はその場でくるくると回って見せる。
そのたびにドレスの裾がふわふわと上がって、なんだか着ていてとても心地が良い。
フランス　うん！やっぱり○○にはお姫様みたいなドレスが似合うね！
○○　そっ、そんなこと...
フランス　あるよ！マーメイドドレスもいいんだけどね！やっぱりお姫様みたいなドレスが
一番○○を引き立たせてくれてるよ！
○○　そ、そうかな...？///
恥ずかし紛れに、ちょっと鏡の前で自分の姿を見てみる。
フランスの言う通り、とまでは行かないが、確かに、鏡の中の自分は、
お姫様系ドレスを着こなしていた。
フランス　そうだよ！あ、そうだ！これを着て、今度舞踏会でも行こうか！
○○　えっ、ぶ、舞踏会！？
こんなに綺羅びやかなドレス似合わないって言われるかも...そう思っていると。
フランス　大丈夫。今の○○は可愛いよ。あ、元々だった！
○○　もうっ、フランスったら///調子いいんだから///
でも、そんな彼の一言一言が、心の奥底に染みる。
本当に優しくて、自慢の旦那様...
...　本当にそう？


























え？



























貴女は本当にフランスの奥様？






























あ、当たり前でしょ？




























貴女は本当にそんな喋り方？

























そ、そうだよ？小さい頃からずっと...

































本当にフランスのことが好き？



































ｯ、あ、あたりまえでしょｯ！！！













































翻圖甕爾？





















え...

























あ、れ...？


















































そうだったっけ...？





















































違う...？？？













































私は...何を...











































...そうだｯ！！！私は●●！！
今は国際を脱退して鎖国中！！！！私はこいつに誘拐されて...




































...そのあと、どうなったんだっけ？




























断片的に覚えてる、その光景。









○○　『あがｯやだｯ』
フランス　『気持ち悪いのに吐けないの、辛いでしょ？』







[水平線]

○○　『嘘吐ぎｯ！』
ﾄﾞﾝｯ

フランス　『やっぱりｯ♡君にはその[漢字]表情[/漢字]カオ[ふりがな][/ふりがな]が似合うｯ♡』

怖い...
苦しい...
辛い...
しんどい...
































思い出した...私はフランスに...


フランス　？○○〜？どしたの？そんなに鏡見つめて

死んだほうがマシだと思うほどの苦痛を与えられたんだ。




















○○　...ねぇ、フランス...
フランス　？どしたの、サイズちょっと大きかった？
○○　ううん、ドレスは完璧。
...あのさ、












































なんでそこまでして私を愛そうとするの？










フランス　...あ〜...今回は切れるの早いな〜...そうだな〜...
『一目惚れ』かな
○○　ｯ、けどｯ、鎖国する前はあんなに冷たかったじゃん！！なんで今更...
フランス　ん〜...可愛かったから虐めたくなっちゃっただけ！本当は
ずぅぅぅぅっと好きだったんだよ？
○○　何言って...
フランス　本当だよ？だって、○○のことはなんでも知ってるもん
○○　は？
フランス　夜寝るときはくまさんの縫いぐるみを抱っこしないと寝れないこと、
使用人たちに盗聴器仕掛けられてて困ってること、
国民が死んだら、誰よりも深く悲しむこと、
戦争は大嫌いなこと、
本当は僕らに好かれたかったこと、
小さい頃からの泣き虫だけど、今は強がってること、
意外と体が弱いこと、
朝はテンションおかしいこと、
日本と仲がいいこと、
コーンスープのクルトンが好きなこと、(シーザーサラダのやつとかは駄目らしいです)
珈琲が嫌いなこと、
お気に入りのパジャマはもこもこのうさぎのやつで、
靴下を履いて寝るほどの冷え性。
違う？

違わない。全部本当で、全部事実だ。
部下達が知ってることから知らないところまで...一体、どこまで私のことを
知っているんだ？






















怖い...

フランス　さて、もういいかな？そろそろ再リセットしたいんだけど
○○　ｯ！！
まずい、リセットされるとまたあんな目に...
○○　ぜ、絶対に嫌だ！！！
私はフランスを押し退け、枕を手に取り、耳に当てて走った。
できるだけ、脳に刺激を与えないように。
フランス　あれ、鬼ごっこかな？そりゃ楽しそうだ！
等のフランスは、余裕そうな顔。10秒のハンデを私に与えて追いかけ始めた。
フランス　あはは、待て待て〜！！　ﾊﾟﾝｯ　ﾊﾟﾝｯ
手をたたきながら、迫ってくる。
楽しんでるのか、脳を刺激するためなのか。
最早そんなことを考えてる余裕すら、私にはなかった。
すぐ後ろにフランスが迫っている。
どうする？


































どうしようか。





























咄嗟に思いついたのは。





























『助け』を呼ぶことだった。

○○　＿＿＿＿＿＿ｯに、日本ｯｯｯｯｯｯｯｯ！！！！
フランス　あはは、助けなんて、来るはず無いのにね！そんなところも可愛い♡
大丈夫♡次は今まで以上に可愛がってあげるよ♡
私を隅に追いやりながら、フランスは完全にヤンデレと化した目で私を見た。
○○　ｯあ、貴女の愛なんて要らないｯ！！
まだ、少しだけ残っている希望に手を伸ばそうと、私は
フランスの横を突き抜けようとした。しかし、フランスは逃さまいと、私の腕を掴み、
それを阻止した。
フランス　いい加減諦めなよ。○○。
今までに聞いたことのない低い声で、フランスはそういった。
と思うと、私を壁に打ち付け、壁ドンをした。
○○　いｯ！？
逃さないためか、手を捻り上げて。自身のスカーフで固定した。
○○　は、離してよｯ！！
思いっきり睨んでみた。が、それは逆効果だったようで、
フランス　はぁ、そんな顔しないでよ。更に可愛がってあげたくなっちゃう。
と、私の耳元で囁いた...
怖い...気持ち悪い...
離して...
○○　離してｯ！！！
身を捩ったり、フランスに噛みつこうとしたり。でも、何もかも無駄な抵抗だった。
身を捩ったって、フランスの力のほうが圧倒的に強くてどうにも出来ない。
噛みつこうとしたって、ひょいと避けられるため、意味がない。
結局、私はフランスの成されるがままになってしまった。

もう本当に、希望は消え去ろうとしていた。


























けど、神様って案外居るもんなんだな。







































ﾊﾟﾘｰﾝｯ(ガラス)





























日本　○○ｯ！！大丈夫！？
そう、[漢字]救世主[/漢字][ふりがな]日本[/ふりがな]が現れたのだ。

○○　に、日本....
するとまぁ、日本の後ろからぞろぞろと。
アメリカ　おいおい、鎖国したからってやりすぎじゃねえの？(理由それか？)
日帝　今回は米帝の意見に賛成だ。いくらなんでもやりすぎだよ。仏蘭西(呆れ)
ナチ　おう、久しぶりだなフランス(軽い)
イタ王　ioの○○ちゃんに何してるんね？(ブチギレ)
ドイツ　仕事で忙しいのに...勘弁してくださいよフランスさん...(社畜)
イタリア　まぁまぁ！とりあえず...こいつの処罰のほうが先なんね...(バチ切れ)
イギリス　流石はフラカス。自身のことしか考えられないなんて、紳士らしくないですよ(ブリカ((((
カナダ　いや、父さんにだけは言われたくないと思う...(しれっと貶す)
空　○○ちゃ〜〜〜んｯ！？大丈夫！？怪我はしてない！？[打消し]えｯ[/打消し]なこと
されてない？！(純粋枠でしょ？)
○○　おち、落ち着いて空！あとそんな言葉どこで覚えてきた！？(御尤も)
海　そうだぞ、空。冷静になれ。見た所大きな損傷はないだろうが。立てるか？(紳士)
○○　あ、ありがとう
海　別に礼を言われる筋合いはない(ツンデレ)
○○　ツンデレなのか...？(その通り)
海　1発ぶん殴ったほうがいいか？(警察案件)
○○　ははは、うちの国民が黙ってないぞ？(何よりも怖い兵器)
海　遠慮しとくわ。殺される(ブチブチにされます)
パラオ　○○おねーちゃん！(可愛い、ショタ)
にゃぽん　○○〜〜〜〜〜ｯ！！！(いっちゃんうるさい)
ﾄﾞｰﾝｯ
○○　うわわｯ！パラオににゃぽん！？(驚いてる、ぎゃんがわ)
にゃぽん　大丈夫！？○○ちゃんｯｯｯ！！[漢字]あいつ[/漢字][ふりがな]フラカス[/ふりがな]にえｯｯｯ
なことされてない！？(流石は腐女子)
○○　大丈夫だって！純粋が真横に居るぞ！？大体なんで皆揃いも揃ってそういうコト聞くんだよｯ！！
どんな妄想してんだｯｯ！！！(それはそう)
パラオ　ねぇねぇ○○おねーちゃん、えっなことってなぁに？(純粋)
○○　え、いやぁ...う〜ん...パラオがもうちょっと大きくなったら教えてあげる！(教えてくれないやつ)
パラオ　えぇぇぇ...(可愛い)
にゃぽん　本当にそれ以上踏み込むのは辞めてくれパラオ...[漢字]父さん[/漢字][ふりがな]日帝[/ふりがな]から
すんごい圧を感じる...(切実)
日帝　...(パラオを汚すなよ？という圧)
○○　おぉ怖い...()
というか一気にカオスになったな...(その証拠のツッコミかっこ)
フランスはと言うと、元[漢字]連合＆枢軸[/漢字][ふりがな]今は仲間[/ふりがな]に押さえつけられていた。
フランス　ｯ、なんで皆してjeと○○との未来を奪うんだよｯ！！！
jeは本当に○○のことを愛してて！○○は本当にjeのことを愛してるのにｯ！！！
カンヒュの皆さん　...
○○　いい加減にしろｯ！この...フラカス！！！
ツカツカとフランスに歩み寄りながらそう言うと、フランスの目の前でピタリと停止し、
その頬を思いっきり叩いてやった。
ﾊﾟｧﾝｯｯ！！
小気味いい音がフランスの部屋いっぱいに響いた。
流石にやりすぎたかな、と反省したが、やられたことの仕返しとしては丁度いい気がする。
すると、その衝撃音のせいか。私に激しい痛みと吐き気が襲ってきた。