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ゆる勇!〜世界一ゆるい勇者養成学校〜

#14

魔王の秘密!最終兵器、封印の真実

 ツキミたちが集められたのは、魔王城の最深部。そこには、世界を揺るがす「最終兵器」の秘密が隠されているという。

「さて、君たちには今、最も重要な任務を託すことになる。君たちが卒業し、勇者としての資格を得たその瞬間から、君たちが解かなければならない謎が待っている」

 魔王様は、まるで運命を背負うかのように語り始めた。

「最終兵器、それは……**“時の魔王”**という存在だ。彼は、過去にこの世界を滅ぼしかけた強大な魔王。しかし、彼は封印されている。」

「時の魔王…?」

「はい。時を操る力を持った彼は、時間を巻き戻したり、未来を変えることができる。もしその力を解き放たれてしまったら、世界は再び崩壊するだろう。」

「じゃあ、俺たちがこのまま放っておいたら、世界はヤバいってことか…?」

 ツキミが冷静に言うと、魔王様は深刻な顔で頷いた。

「そうだ。君たちの卒業が、実はその封印を解く鍵を握っている。君たちがその封印を守り、最終兵器を解放しないようにすることが、この世界の運命を左右するんだ。」

 そこで、ツキミたちは魔王城の奥深くへと進むことに決めた。しかし、最終兵器が封印されている場所は簡単にはたどり着けない。途中、魔王城の中には数々の仕掛けと罠が待ち受けていた。

「おいおい、また試練かよ!こんな所にまで罠仕掛けてるのかよ!」

「でも、これが最後の試練だよね?しっかりしないと!」

 イーラが笑いながら言ったが、ツキミは心の中で、ついに最後の戦いが近づいてきたことを感じていた。

 ついに、最終兵器の封印室にたどり着いたツキミたち。

「ここが…最終兵器の封印された場所か…」

「見ろよ、あの魔法陣。あれが時の魔王を封印している証拠だ」

 ルードが真剣な顔で言った。魔法陣の周囲には、強力な防御魔法が施されており、簡単に破ることはできそうにない。

「でも、どうして封印が解けるんだ?俺たちの卒業が関係あるって言ったけど…」

「その理由は…君たちの勇者としての“力”だ。君たちが信じ合い、共に戦い、成長した結果として、封印を解くための力が集まった。君たちがその力を使って、封印を強化するか、最終的に解き放つか…それが君たち次第だ」

 ツキミは深呼吸をし、仲間たちを見渡した。

「俺たち、やるしかないな。もう後戻りはできない」

「もちろん!」

「最後だし、頑張ろう!」

 みんなが一斉に頷き、ツキミが魔法陣に手をかざす。その瞬間、魔法陣が光り始め、封印の力が揺らぎだす。

 すると突然、魔法陣の中心から強烈な光が放たれ、部屋中が一瞬で明るくなった。そして、その中から現れたのは、時の魔王だった。

「フフフ…ようやく出番が来たか」

 時の魔王は、冷たい笑みを浮かべながら語り始めた。

「君たちが解き放った封印の力…それこそが、世界の崩壊を始める瞬間だ」

 ツキミたちはその言葉に衝撃を受けた。だが、諦めるわけにはいかない。今まで培ってきた絆と勇気を胸に、最後の戦いに挑む覚悟を決めた。

作者メッセージ

やっほー!ここまで読んでくれてありがとっ!
いや~、まさかあたしたちが「最終兵器の封印」に関わってるなんて、ビックリだよね!?
でも、あたしたち、ちゃんと前に進んでるって思うんだ。怖いこともあるけど、ツキミもルードも、そしてもちろんあたしも!一緒に戦ってきたこの旅が、すっごく大事なものになってるって信じてるよ!

時の魔王が出てきたときはマジで心臓止まるかと思ったけど…大丈夫、まだ終わってないもん!
ここからが本番だよっ☆

この物語を通して、「信じること」と「前を向くこと」の大切さを、ちょっとでも感じてもらえたら嬉しいな~。
そして、これからもあたしたちの冒険、応援してねっ!

それじゃあ…次回、第15話で待ってるよーっ!
バイバ~イ♪

イーラ

2025/05/07 21:36

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