目が覚めたらワールドトラベラーになっていた!?
「子供……狼?」
「うわっ、じゃれつくな暑苦しい!」
ガルルルルッ、と威嚇していた割に噛みつく力は強くなかった。むしろ、本気になっている分可愛らしくも見える。
「それにしても、どうして赤ずきんを被っているのかしら……」
「食ったとか? にしては噛みつく力そこまで強くないたタタタ!」
「少なくとも、痛いだけですんでいるのが証拠ね」
「あぁ、よっこらせっと」
○○は腕に噛みついた子供狼をもう片方の腕で引き剥がし、頭を撫でて落ち着かせると、一旦その場であぐらをかいて真ん中に座らせた。
「慣れているのね」
「近所によく吠える犬がいたからな。それに、親がアレルギーだからよく押し付けられたんだよ」
「キュゥゥ〜ン……」
子狼は力なく鳴いた。まるで迷子の子供のように。
「親とはぐれたのかしら。でも、赤ずきんの世界だとしたら危険……よね」
薄利がそう言うと、子狼が歩き出した。少し歩いたところで立ち止まる。ついてこいと言っているようだ。
「……ヒデェな、こりゃ」
ついた場所は赤ずきんの婆さんがすんでいたであろう小屋。ドアの前に親と思われる狼が腹から内蔵をむき出しに横たわっていた。致命傷となったのは首を両断されたことだろう。
「キュゥゥン……」
子狼が親狼のもとでうずくまり、ペロペロと亡骸を舐めている。
「ひどい……いくら何でもやりすぎよ……一体誰が」
○○が続きを紡いだ。
「なぁ狼、被ってるそれって……やったやつが身に着けてた……とかじゃないよな?」
「うわっ、じゃれつくな暑苦しい!」
ガルルルルッ、と威嚇していた割に噛みつく力は強くなかった。むしろ、本気になっている分可愛らしくも見える。
「それにしても、どうして赤ずきんを被っているのかしら……」
「食ったとか? にしては噛みつく力そこまで強くないたタタタ!」
「少なくとも、痛いだけですんでいるのが証拠ね」
「あぁ、よっこらせっと」
○○は腕に噛みついた子供狼をもう片方の腕で引き剥がし、頭を撫でて落ち着かせると、一旦その場であぐらをかいて真ん中に座らせた。
「慣れているのね」
「近所によく吠える犬がいたからな。それに、親がアレルギーだからよく押し付けられたんだよ」
「キュゥゥ〜ン……」
子狼は力なく鳴いた。まるで迷子の子供のように。
「親とはぐれたのかしら。でも、赤ずきんの世界だとしたら危険……よね」
薄利がそう言うと、子狼が歩き出した。少し歩いたところで立ち止まる。ついてこいと言っているようだ。
「……ヒデェな、こりゃ」
ついた場所は赤ずきんの婆さんがすんでいたであろう小屋。ドアの前に親と思われる狼が腹から内蔵をむき出しに横たわっていた。致命傷となったのは首を両断されたことだろう。
「キュゥゥン……」
子狼が親狼のもとでうずくまり、ペロペロと亡骸を舐めている。
「ひどい……いくら何でもやりすぎよ……一体誰が」
○○が続きを紡いだ。
「なぁ狼、被ってるそれって……やったやつが身に着けてた……とかじゃないよな?」