第一話
俺は、勉強が嫌で嫌であるときから、夢や妄想に逃げるようになった。家族は、将来の自分のためだとか、じゃないとこの先困るとか、色々言ってきて、ゲーム、というのをやったことがない。アニメは愚か、テレビさえ見せてもらえない。漫画や小説なんて[漢字]以ての外[/漢字][ふりがな]もってのほか[/ふりがな]だった。

　でも、ある時から、変な夢を見るようになったんだ。真っ青な、豚みたいな顔した魔物みたいなやつが、ベットで寝ている俺を見て、よだれを垂らしているんだ。
　　.........正直気持ち悪い。
　魔物だろう、ということだけはわかった。学校で、友だちに漫画見せてもらったことがあるからだ。もちろん親には内緒だけど。
　　・・・・・・夢なんだよな？いい加減覚めてよ、恐いよ。
.................................体が動かない。
　いやいや、待ってくれよ、夢だろ??だってこの夢前にも見たし、夢だよね???
「[太字][太字][大文字]ジュルッ[/大文字][/太字][/太字]」
「ヒィィィ!!!」
俺はつい悲鳴を上げてしまった。
あ、あれ???夢で見てたときは音なんてなかったよな??まさかまさか、そんなわけない。あり得ないあり得ない。ヨヨヨ、ヨシ。は、話しかけてみようじゃないか。きっと夢だからどうにでもなるさ。そうだそうだ。
「あ、あの・・・こ、ここはいったいどこでしょうか（棒）」
あぁ、怖くで声が出ないぃぃぃ・・・。
「縺ゅ＝?滉ｽ輔＞縺｣縺ｦ繧薙□繝?Γ繝ｼ?」
.............だめだ、何言ってんのか全く聞き取れない。
　何なんだよぉぉぉぉ.............................