二次創作
《 HQ 》 # 狐 の 窓 ? ¿
ー ー ー
心々 ちゃん は 、 不思議 な 子 だ 。
何 と 言うか 、 読めない 。
何 を 考えて いる のか 全く もって 分からない 時 も あれば 、
ああ 今 は こう 思って るん だろうな って いう のが
不偏的 に 、 手 に 取るよう に 分かる とき も ある 。
心々 「 勉強は嫌いだからやらない 」
ある 日 、 心々 ちゃん は はっきり と そう 言った 。
決意 を 秘めた 瞳 を 真っ直ぐ 前 に 向け 、
自分 の 発言 を 絶対 に 撤回 しない と でも 言いたい か の ように 。
柚 「 … いや 勉強 は せな かん やろ 。
単位 取れ へん で ? 進級 どない すん ねん 」
もう 何 も 付いて いない アイス の 棒 を 咥え ながら 、
私 は 思った まま の 正論 を ぶつけた 。
心々 「 そう だけど !! そう だけど さ !? 」
空 に なった パピコ の 容器 を ゴミ箱 に 投げ 捨て 、
心々 ちゃん は 眉間 に 皺 を 寄せ ながら 叫ぶ 。
心々 「 数学 面倒 くさい じゃん … 」
さっき まで の 勢い は 何処 へ やら 、
心々 ちゃん は ぐったり と ベンチ に 腰 を 下ろす 。
言い返せなかったのか 、 日差しに押し返されたのか 。
別 に どちら でも 良い の だが 。
取り敢えず 、 心々 ちゃん は 不思議 な 子 なの だ 。
普通 だな 、 と 思った 矢先 に 背筋 が 凍る よう な 雰囲気 を 醸し 出す 。
それが 、 あの 子 そのもの なの だ と 思う 。
心々 『 __ でも 、 迂闊 に 使った ら 駄目 だから ね ? 』
自ら 話 を 切り出した のに ああ 言った のは 、
私 を [漢字]試している[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな] のだ と すら 思えて くる 。
まあ あのとき 心々 ちゃん が 帰った 後 に 神社 を 視た ので 、
既に ” 迂闊 に ” 使って しまって いる の だから 何 でも 良い か 。
取り留め の ない こと を 次々 と 思い 浮かべ つつ 、 私 は 階段 を 上る 。
ー ー ー
? 「 ねぇぇぇぇぇ !! 今日こそ行こうってばぁぁ !! 」
がくがく と 肩 を 揺らされ 、 危うく 胃 の 中身 が 飛び 出そう で ある 。
いや ほんと に やめれ 、 戻して まう やろ 。
柚 「 あんなぁ … いつも 言うとる やろ 。
行った ところ で まる で 相手 にも されんし 、
向こう から して も 騒がれ て 迷惑 な だけ やで 」
諭す よう に 言って やる と 、 涙目 の 女子 __
『 陽奈乃 』 は 思いっ切り 顔 を 顰め た 。
陽奈乃「 認知 され へん くっ ても ええ んや って !!
推し … いや もう 好きな 人 なん や から !! 」
柚 「 好き なん や ったら 認知 され たい やろ 普通 ... 」
そうツッコめば 、 陽奈乃は人差し指を左右に振る 。
陽奈乃「 分かっと らん なぁ …
好きな 人 っちゅうん は 見とる だけ で 幸せ なんや で !? 」
柚 「 ほぉか 。 好きな 人 出来た こと あら へん し 分からん わ 」
あんた ほんま に 女子高生 か !?
そう 叫んだ 陽奈乃 に 、 数人 の 視線 が 集まった 。
あ 、 やべ 。
やらかした 、 という 表情 を 浮かべ つつ 口 を 押さえて 目 を 逸らす 陽奈乃 。
そんな こと を している 間 に 視線 は 流れ 、 騒がしさ は 直ぐ に 元 に 戻った 。
さて 、 陽奈乃 は 一体 私 に 何 を 懇願 して いる のか 。
他 でも ない 、 男子 バレー 部 見学 へ の 同行 である 。
今朝 改めて 男バレ の 奴ら は 好かない と 認識 した ばかり だ と いう のに …
こんな 風 に 泣き つかれる のは 初めて では ない 。
いや 寧ろ 毎日 これ で ある 。
なん でも 、 レギュラー では ない 三年生 の 主将 さん に
あろう ことか 一目惚れ して しまった らしい 。
陽奈乃 の 話 に よれば 、 何事 も 手 を 抜かず 丁寧 に 物事 を 熟す 人 なのだ そう 。
はっきり 言って 、 陽奈乃 とは 真逆 で ある 。
陽奈乃「 ねぇお願い !!
来て くれ へん の やった ら あたし 一生 柚 に 付き 纏う で !?!? 」
柚 「 えっ それ は めんどくさい 」
陽奈乃「 なら 付いて 来ぃ !! 」
付き纏う って …
親 の 脛 を 齧る んじゃ なく て 友達 の 脛 を 齧る んかい 。
流石 に 何度 も 拒否 する のは 可哀想 だ と 思えて きた ので 、
私 は 仕方 なく 陽奈乃 に 着いて 行く こと に した 。
心々 ちゃん は 、 不思議 な 子 だ 。
何 と 言うか 、 読めない 。
何 を 考えて いる のか 全く もって 分からない 時 も あれば 、
ああ 今 は こう 思って るん だろうな って いう のが
不偏的 に 、 手 に 取るよう に 分かる とき も ある 。
心々 「 勉強は嫌いだからやらない 」
ある 日 、 心々 ちゃん は はっきり と そう 言った 。
決意 を 秘めた 瞳 を 真っ直ぐ 前 に 向け 、
自分 の 発言 を 絶対 に 撤回 しない と でも 言いたい か の ように 。
柚 「 … いや 勉強 は せな かん やろ 。
単位 取れ へん で ? 進級 どない すん ねん 」
もう 何 も 付いて いない アイス の 棒 を 咥え ながら 、
私 は 思った まま の 正論 を ぶつけた 。
心々 「 そう だけど !! そう だけど さ !? 」
空 に なった パピコ の 容器 を ゴミ箱 に 投げ 捨て 、
心々 ちゃん は 眉間 に 皺 を 寄せ ながら 叫ぶ 。
心々 「 数学 面倒 くさい じゃん … 」
さっき まで の 勢い は 何処 へ やら 、
心々 ちゃん は ぐったり と ベンチ に 腰 を 下ろす 。
言い返せなかったのか 、 日差しに押し返されたのか 。
別 に どちら でも 良い の だが 。
取り敢えず 、 心々 ちゃん は 不思議 な 子 なの だ 。
普通 だな 、 と 思った 矢先 に 背筋 が 凍る よう な 雰囲気 を 醸し 出す 。
それが 、 あの 子 そのもの なの だ と 思う 。
心々 『 __ でも 、 迂闊 に 使った ら 駄目 だから ね ? 』
自ら 話 を 切り出した のに ああ 言った のは 、
私 を [漢字]試している[/漢字][ふりがな]・・・・・[/ふりがな] のだ と すら 思えて くる 。
まあ あのとき 心々 ちゃん が 帰った 後 に 神社 を 視た ので 、
既に ” 迂闊 に ” 使って しまって いる の だから 何 でも 良い か 。
取り留め の ない こと を 次々 と 思い 浮かべ つつ 、 私 は 階段 を 上る 。
ー ー ー
? 「 ねぇぇぇぇぇ !! 今日こそ行こうってばぁぁ !! 」
がくがく と 肩 を 揺らされ 、 危うく 胃 の 中身 が 飛び 出そう で ある 。
いや ほんと に やめれ 、 戻して まう やろ 。
柚 「 あんなぁ … いつも 言うとる やろ 。
行った ところ で まる で 相手 にも されんし 、
向こう から して も 騒がれ て 迷惑 な だけ やで 」
諭す よう に 言って やる と 、 涙目 の 女子 __
『 陽奈乃 』 は 思いっ切り 顔 を 顰め た 。
陽奈乃「 認知 され へん くっ ても ええ んや って !!
推し … いや もう 好きな 人 なん や から !! 」
柚 「 好き なん や ったら 認知 され たい やろ 普通 ... 」
そうツッコめば 、 陽奈乃は人差し指を左右に振る 。
陽奈乃「 分かっと らん なぁ …
好きな 人 っちゅうん は 見とる だけ で 幸せ なんや で !? 」
柚 「 ほぉか 。 好きな 人 出来た こと あら へん し 分からん わ 」
あんた ほんま に 女子高生 か !?
そう 叫んだ 陽奈乃 に 、 数人 の 視線 が 集まった 。
あ 、 やべ 。
やらかした 、 という 表情 を 浮かべ つつ 口 を 押さえて 目 を 逸らす 陽奈乃 。
そんな こと を している 間 に 視線 は 流れ 、 騒がしさ は 直ぐ に 元 に 戻った 。
さて 、 陽奈乃 は 一体 私 に 何 を 懇願 して いる のか 。
他 でも ない 、 男子 バレー 部 見学 へ の 同行 である 。
今朝 改めて 男バレ の 奴ら は 好かない と 認識 した ばかり だ と いう のに …
こんな 風 に 泣き つかれる のは 初めて では ない 。
いや 寧ろ 毎日 これ で ある 。
なん でも 、 レギュラー では ない 三年生 の 主将 さん に
あろう ことか 一目惚れ して しまった らしい 。
陽奈乃 の 話 に よれば 、 何事 も 手 を 抜かず 丁寧 に 物事 を 熟す 人 なのだ そう 。
はっきり 言って 、 陽奈乃 とは 真逆 で ある 。
陽奈乃「 ねぇお願い !!
来て くれ へん の やった ら あたし 一生 柚 に 付き 纏う で !?!? 」
柚 「 えっ それ は めんどくさい 」
陽奈乃「 なら 付いて 来ぃ !! 」
付き纏う って …
親 の 脛 を 齧る んじゃ なく て 友達 の 脛 を 齧る んかい 。
流石 に 何度 も 拒否 する のは 可哀想 だ と 思えて きた ので 、
私 は 仕方 なく 陽奈乃 に 着いて 行く こと に した 。