家出小娘
【注意】
実際に毒蛇は食べれますが、安易に毒蛇に近づき食べようとしないでください。
あくまでもこれはフィクションです。
美味いメシ。
生物はそれを目の前にして食欲に逆らう事はできない。
美味いメシを共に食べれば年齢性別、人種、種族なんて全て関係なく親しくなることができるある意味魔法みたいなもの。
そう、美味いメシは知らない人間もメシ友に変える。
「美味しぃ。」
「ウマい。もっと欲しい。」
「残念だけど、君が食べてので私が獲ってきた蛇は終わりだよ。」
「(´⊙ω⊙`)」
「そんな顔しても無いものはないから。」
***
家出をしてから数日。
私が出て行った家……ワース家の話をいくら集めても神格者候補である兄のオーター・マドルの話しか出てこないので恐らくお父様は私の家出を全力で隠蔽する方向なんだろうな。
まあ関係ないかと思いつつ、今日の晩御飯を作る。
家出中に買い食いなんていう金が掛かることは出来ないので基本は食べないか、森で獲ってきた獲物で食い繋ぐしかない。
しかし、今日の獲物は毒蛇2匹と食べれる木の実が何個かと、ここ数日で一番豪華な晩御飯だ。
あっ、もしかして毒蛇は食べれないと思ってらっしゃる? 残念ながら頭と毒腺を取れば食べられるし、蛇の毒はタンパク質だから熱を加えると毒性を失うから安心してね。
そんな訳で、レッツ毒蛇お料理タイム。
①頭と胴体を外した毒蛇を用意します。
このとき、蛇は1時間以上経ってもウネウネ体をくねられているので気をつけましょう。
②切断面に少し縦の切れ目を入れ、ツルリと皮を剥ぐ。
上手くいけば皮と内臓を一度に剥ぐことが出来ます。
③軽く水で濯い準備完了
④ナイフで3cmほどの大きさでぶつ切りにして焼けたら塩を一振り。適当な網でパパっと網焼きをする
匂いは鶏肉を焼いたような食欲を唆る香り。うん、美味そうに焼けた。
それでは手と手を合わせて、
「いっただきまーす。」 モグッ
はぁぁ〜、うまぁ。
マジでコレが毒蛇だと思え無いくらい美味いんだよ。
家じゃ栄養管理ばっちりのとほんど味がしない食事しか出されなかったので、余計にこうゆうサバイバル飯的なのが美味しく感じる。
あと、切実にビールが欲しいが、まだガワは18にもならない8歳の幼女なのでむり。
飲酒出来るようになる20になったら、この蛇捕まえて食べるか。12年後になるけど。
そう思いながら2切れ目に箸を伸ばす。
「お前、美味そうなの食ってるな。」
背後からなかなかイケボだけど知らない声がした。
くるっと振り返ると白と紫のピエロっぽいお兄さんがいた。格好は変だがなかなかのイケメン。
目線は私が焼いてる蛇の切身。ああ、なんだ。お腹が空いてるんだ。
「食べます?」
「食う」
即答〜。そんなにお腹空いてるのね。
いいよいいよ。私はお腹が減っている人類には優しいからたくさんお食べ。
あっ、お箸使います?って聞こうとしたら手掴みで既に食べてた。行動が早い。
「ウマい。」
「でしょー。」
私が作ったご飯を美味しいと言ってくれたのでサービスで2匹目の蛇を捌いてたらピエロっぽいお兄さんが私の手元の蛇と焼いてる切れ身を見比べてた。
「コレ、蛇だったのか?」
「そうですよ。めっちゃ美味しいでしょ?」
私の問いにコクコクと首を縦に振る。
えー、そんなに美味しかった感じ〜?やだーかわいい。
そんな感じで冒頭に戻る。
実際に毒蛇は食べれますが、安易に毒蛇に近づき食べようとしないでください。
あくまでもこれはフィクションです。
美味いメシ。
生物はそれを目の前にして食欲に逆らう事はできない。
美味いメシを共に食べれば年齢性別、人種、種族なんて全て関係なく親しくなることができるある意味魔法みたいなもの。
そう、美味いメシは知らない人間もメシ友に変える。
「美味しぃ。」
「ウマい。もっと欲しい。」
「残念だけど、君が食べてので私が獲ってきた蛇は終わりだよ。」
「(´⊙ω⊙`)」
「そんな顔しても無いものはないから。」
***
家出をしてから数日。
私が出て行った家……ワース家の話をいくら集めても神格者候補である兄のオーター・マドルの話しか出てこないので恐らくお父様は私の家出を全力で隠蔽する方向なんだろうな。
まあ関係ないかと思いつつ、今日の晩御飯を作る。
家出中に買い食いなんていう金が掛かることは出来ないので基本は食べないか、森で獲ってきた獲物で食い繋ぐしかない。
しかし、今日の獲物は毒蛇2匹と食べれる木の実が何個かと、ここ数日で一番豪華な晩御飯だ。
あっ、もしかして毒蛇は食べれないと思ってらっしゃる? 残念ながら頭と毒腺を取れば食べられるし、蛇の毒はタンパク質だから熱を加えると毒性を失うから安心してね。
そんな訳で、レッツ毒蛇お料理タイム。
①頭と胴体を外した毒蛇を用意します。
このとき、蛇は1時間以上経ってもウネウネ体をくねられているので気をつけましょう。
②切断面に少し縦の切れ目を入れ、ツルリと皮を剥ぐ。
上手くいけば皮と内臓を一度に剥ぐことが出来ます。
③軽く水で濯い準備完了
④ナイフで3cmほどの大きさでぶつ切りにして焼けたら塩を一振り。適当な網でパパっと網焼きをする
匂いは鶏肉を焼いたような食欲を唆る香り。うん、美味そうに焼けた。
それでは手と手を合わせて、
「いっただきまーす。」 モグッ
はぁぁ〜、うまぁ。
マジでコレが毒蛇だと思え無いくらい美味いんだよ。
家じゃ栄養管理ばっちりのとほんど味がしない食事しか出されなかったので、余計にこうゆうサバイバル飯的なのが美味しく感じる。
あと、切実にビールが欲しいが、まだガワは18にもならない8歳の幼女なのでむり。
飲酒出来るようになる20になったら、この蛇捕まえて食べるか。12年後になるけど。
そう思いながら2切れ目に箸を伸ばす。
「お前、美味そうなの食ってるな。」
背後からなかなかイケボだけど知らない声がした。
くるっと振り返ると白と紫のピエロっぽいお兄さんがいた。格好は変だがなかなかのイケメン。
目線は私が焼いてる蛇の切身。ああ、なんだ。お腹が空いてるんだ。
「食べます?」
「食う」
即答〜。そんなにお腹空いてるのね。
いいよいいよ。私はお腹が減っている人類には優しいからたくさんお食べ。
あっ、お箸使います?って聞こうとしたら手掴みで既に食べてた。行動が早い。
「ウマい。」
「でしょー。」
私が作ったご飯を美味しいと言ってくれたのでサービスで2匹目の蛇を捌いてたらピエロっぽいお兄さんが私の手元の蛇と焼いてる切れ身を見比べてた。
「コレ、蛇だったのか?」
「そうですよ。めっちゃ美味しいでしょ?」
私の問いにコクコクと首を縦に振る。
えー、そんなに美味しかった感じ〜?やだーかわいい。
そんな感じで冒頭に戻る。
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