二次創作
家出小娘
私、望月 凛花は社会人生活を満喫していたところ車にギュウィーンと轢かれ、気が付けば魔法が全てな魔法界にオンギャーとして産声を上げました。
つまる所、転生ですねー。はい。
転生して直ぐには魔法なんていうファンタジーな現象に慣れなかったが、それ以上に慣れないのが現在の私の家族。
前世の私の家がプチ貧乏で物事は必要以上に強要しない放置教育であったのに対して今世はお金持ちで過干渉さが目立つ教育をする。
魔法と勉強に関しては特に強要し、問題を一門間違えると、お母様からご丁寧にヒス構文が飛んでくる。
「こちとら魔法に関しては初心者マークの幼女だが!?」と思つつも大人しく勉強をする。
お父様には私をそこそこの女子校に行かせて卒業したら適当に選んだな金持ちなオジサンに出荷するつもりらしい。ほんと最低だ。切実に地獄に逝ってくれ。
でも、最低なお父様でも死なれたらそこそこ裕福な生活が出来なくなるのでどうしようもない………
と、思ってた時期が私にもありました。
大き目のバッグの中にはシンプルな服と新品の下着類、長期備蓄できる食糧、筆記具。それと、安価な貴金属を幾つか。
ここで、クイズ!
私が用意している荷物はなんの為のモノでしょう?
回答時間は存在してないので直ぐに答えを言います。答えは家出の準備です。
たとえ母のヒステリックに耐えて女子校に入学しても、後に待つのはお金持ちのオジサンに出荷。
こんなの絶対に嫌!ということで私は家出をする。
しっかり、普通誰にもバレずにこんな荷物を集めれてる自分だけじゃなかろうか?(*自賛)
前世は普通に社会人だったけど、もしかしたら前々世は鼠小僧だったかもしれないレベルの才能だね。(*自賛)
でもまあ、前々世が鼠小僧の私にも後一つだけ用意出来ていないものがある。(嘘)
それは、箒だ。
魔法界において箒は車や電車などの移動手段に該当する。つまり、箒がなければ遠くに行くことはできない。
それは、「お前と縁、切るから」っていうの厳つめな家出をする私にとってはかなり致命的。
だからと言ってすぐさま私に買い与えられた箒で直ぐに家出するのもよろしくない。何故かって?
そりゃ買い与えられた箒には魔法界版GPSが仕込まれてるからだよ!!
見つけてしまった時は冷や汗が止まらなかったが、ヒステリックの代名詞ことお母様が近くに居たのでなんとか表情筋は保った………筈。
さて、話を戻しまして。
「oh…どうやって箒を手に入れよう」となっていた私にに耳寄りな情報が[漢字]不真面目なメイドさん[/漢字][ふりがな]お喋りが大好きな女神たち[/ふりがな]からとどいた。
なんでも備品担当の人がうっかり8本の買う予定の掃除用箒を買いすぎたらしいく、今は9本ある。
しかし、それを執事長に報告するとくねくね嫌味を言われるので「予備の掃除道具は全て数通りです。」と、虚偽の報告をしたらしい。
ここまで言えば分かってもらえると思うが、私は今から買いすぎた箒を頂戴しに行く。決行は今からだ。
抜き足、差し足、忍び足。
コソコソと音を出さずに寝巻き姿でみんな寝静まった廊下を歩くのはなんとも滑稽だが必要なのでやむなし。
お父様の書斎から見て3番目の門を右に曲がる。そうすると見えてくるのは使用人用が生活する階へと続く階段。
噂では階段を降りて直ぐそこにある倉庫の中に箒があるらしい。
魔法で倉庫の鍵を開けてこっそーり、扉を開ける。
ズラッと未使用の掃除道具が並んでおり左端には噂通り箒が9本あったので、一つ貰う。
買いすぎた分の箒は貰うから安心してね、備品担当さん。
つまる所、転生ですねー。はい。
転生して直ぐには魔法なんていうファンタジーな現象に慣れなかったが、それ以上に慣れないのが現在の私の家族。
前世の私の家がプチ貧乏で物事は必要以上に強要しない放置教育であったのに対して今世はお金持ちで過干渉さが目立つ教育をする。
魔法と勉強に関しては特に強要し、問題を一門間違えると、お母様からご丁寧にヒス構文が飛んでくる。
「こちとら魔法に関しては初心者マークの幼女だが!?」と思つつも大人しく勉強をする。
お父様には私をそこそこの女子校に行かせて卒業したら適当に選んだな金持ちなオジサンに出荷するつもりらしい。ほんと最低だ。切実に地獄に逝ってくれ。
でも、最低なお父様でも死なれたらそこそこ裕福な生活が出来なくなるのでどうしようもない………
と、思ってた時期が私にもありました。
大き目のバッグの中にはシンプルな服と新品の下着類、長期備蓄できる食糧、筆記具。それと、安価な貴金属を幾つか。
ここで、クイズ!
私が用意している荷物はなんの為のモノでしょう?
回答時間は存在してないので直ぐに答えを言います。答えは家出の準備です。
たとえ母のヒステリックに耐えて女子校に入学しても、後に待つのはお金持ちのオジサンに出荷。
こんなの絶対に嫌!ということで私は家出をする。
しっかり、普通誰にもバレずにこんな荷物を集めれてる自分だけじゃなかろうか?(*自賛)
前世は普通に社会人だったけど、もしかしたら前々世は鼠小僧だったかもしれないレベルの才能だね。(*自賛)
でもまあ、前々世が鼠小僧の私にも後一つだけ用意出来ていないものがある。(嘘)
それは、箒だ。
魔法界において箒は車や電車などの移動手段に該当する。つまり、箒がなければ遠くに行くことはできない。
それは、「お前と縁、切るから」っていうの厳つめな家出をする私にとってはかなり致命的。
だからと言ってすぐさま私に買い与えられた箒で直ぐに家出するのもよろしくない。何故かって?
そりゃ買い与えられた箒には魔法界版GPSが仕込まれてるからだよ!!
見つけてしまった時は冷や汗が止まらなかったが、ヒステリックの代名詞ことお母様が近くに居たのでなんとか表情筋は保った………筈。
さて、話を戻しまして。
「oh…どうやって箒を手に入れよう」となっていた私にに耳寄りな情報が[漢字]不真面目なメイドさん[/漢字][ふりがな]お喋りが大好きな女神たち[/ふりがな]からとどいた。
なんでも備品担当の人がうっかり8本の買う予定の掃除用箒を買いすぎたらしいく、今は9本ある。
しかし、それを執事長に報告するとくねくね嫌味を言われるので「予備の掃除道具は全て数通りです。」と、虚偽の報告をしたらしい。
ここまで言えば分かってもらえると思うが、私は今から買いすぎた箒を頂戴しに行く。決行は今からだ。
抜き足、差し足、忍び足。
コソコソと音を出さずに寝巻き姿でみんな寝静まった廊下を歩くのはなんとも滑稽だが必要なのでやむなし。
お父様の書斎から見て3番目の門を右に曲がる。そうすると見えてくるのは使用人用が生活する階へと続く階段。
噂では階段を降りて直ぐそこにある倉庫の中に箒があるらしい。
魔法で倉庫の鍵を開けてこっそーり、扉を開ける。
ズラッと未使用の掃除道具が並んでおり左端には噂通り箒が9本あったので、一つ貰う。
買いすぎた分の箒は貰うから安心してね、備品担当さん。
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