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百鬼夜行

#9


「烏龍さん、逃げて!」

「速く!」

だが、肝心の烏龍がどうした、という顔でこちらを見ている。義瑠太たちが、焦って上手く状況を伝えられなかったからである。

「烏龍さん、あれ、あれ」

なんとか指をさして烏龍に伝わったが、烏龍は逃げなかった。いや、逃げられなかった。逃げたくても、腰が抜けて、動けなかったからだ。第一、烏龍が気がついたときには、もう遅かった。ドラゴンが烏龍に対して、ビームを発射していたからだ。その場にいた全員が、終わった、と思った。ただ1人を除いて。

迫りくる攻撃を見て、烏龍は思わず目を瞑った。だが、一向に攻撃がやってこない。烏龍があれ?と思った瞬間、誰かの叫び声が聞こえた。

「あああああああああ!!!!!」

ハッと顔を上げて前を見ると、

「凰神!!!」

「凰神さん!!!」

凰神がドラゴンの攻撃を受けている。ドラゴンが限界なのか、攻撃を止めると凰神はガックと膝をついて倒れた。

「凰神!」

みんなは近づこうとするが、ドラゴンが次々に攻撃を仕掛けてくるので、なかなか持ち場を離れられない。ところが不意に、ドラゴンの攻撃がおさまった。3人は警戒しながらも、一旦持ち場を離れて、凰神のところへ行く。

「凰神、ごめんな」

烏龍はそう言いながら、凰神をだき抱える。エットは、元の大きさに戻り、心配そうな顔で烏龍をみあげていた。

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2025/05/02 07:17

景人 ID:≫ 04LvgTD4ssfS.
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