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百鬼夜行

#16


だが、その後は特に異変は見当たらなかった。

「凰神、そろそろ退院できるって」

「まじで⁉やたっあ!」

凰神は無邪気に喜んでいる。

「そういえば、義瑠太たちは?」

いつもは、一緒にお見舞いに来ているが今日はいない。

「始業式だよ。夏休みも終わりさ」

「そっか。お兄ちゃんは?」

「俺の始業式はまだだよ。あと、2週間後くらい」

「大学生は良いなあ。あ!高校の始業式いつだっけ?」

烏龍はそっぽを向いた。その様子を見て、凰神は手で顔を覆う。

「あー、今日だったかあ。受験があるから、あんまり休みたくないのになあ」

烏龍が反応した。

「受験って、お前やっぱり一般で受けるの?」

凰神はフンと鼻を鳴らして言い返す。

「誰かと違って、一芸がないからね」

「うん、悪かった」

2人は話している。この様に、取るに足らない雑談を。だが、2人はまだ気がついていない。裏で、ありとあらゆる罠が張り巡らされていることを。

どこかの森のようだ。たくさんの人が働いていて、怒号がしょっちゅう飛び交う。なにか、建物を作っている。なんの建物だろうか。近くの少し小高い丘からその様子をじっと見ている人がいた。彼は不気味な笑みを浮かべる。

「待っていろよ。絶対に復讐してやるからな」

2025/05/06 07:57

景人 ID:≫ 04LvgTD4ssfS.
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