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百鬼夜行

#15


烏龍は医者と部屋で静かに話している。義瑠太と莉央奈はアイスを食べてご機嫌だ。隠すことは諦めたらしかった。ベッドには凰神が寝ていた。

「凰神の言ったことは本当なんですかね」

今までの凰神との会話を医者に話した烏龍は聞いた。

「それは、分からないですね。見てみないと、何とも言えません」

「ですよね」

医者が去ろうとした時、凰神が呻いた。

「どうした」

顔を歪めて、息も荒くなっていく。とても辛そうだ。

「凰神、大丈夫か?」

烏龍が触ろうとすると電気が流れた。

「痛っ!」

「烏龍さん?」

凰神の周りに電気が帯び始めた。義瑠太と莉央奈は何もできずにオロオロしていて、医者は呆然と立ち尽くしている。その時、エットが凰神のベッドに乗った。すると、周りにあった電気がなくなっていく。息が荒いのと、辛そうなのは変わらなかったがいくらか、マシになったようだ。

「先生、これ…」

医者は頷く。

「さっきの話、どうやら本当のようですね」

烏龍は凰神を見る。

「凰神の夢の中でドラゴンは主人の命令がない限り、乗っ取らない、と話していたそうです。さっきのを見ると…」

医者が手助けをする。

「黒幕はまだ生きている、ということですね」

烏龍が頷く。

「とにかく、すぐに退院できる状態ではありません。もう少し、病院で様子を見ましょう」

「わかりました」

烏龍がそう言うと、医者は病室から出ていった。

「烏龍さん、エットは凰神さんに触れても大丈夫だったよね。相棒だからかな?」

義瑠太は思ったことを聞いてみた。烏龍は凰神の隣で寝ているエットを見て言った。

「たぶん、そうだよ」

2025/05/06 07:09

景人 ID:≫ 04LvgTD4ssfS.
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