【一年後】
「渚〜！」
今日は、烏丸先生に呼ばれて昨日の依頼を受けたときぶりだけど防衛省の一室に来ていた。
ガチャ
「あっ、狼！久しぶり」
「渚も久しぶり、高校大丈夫そう？」
「うん、大丈夫だよ。それより、今日烏丸先生に呼ばれたのってなんでだろう。」
そうだよね、私も言われてないから、なにか今日になってから起こったってことだよね
「お〜二人共久しぶり！」
後ろから声がかかってきた。それにこの声って
「「カルマ」」
「おお、二人共見事に被ってる。」
やっぱりカルマだったかぁていうか他に誰も来てないよね、ってことは、この三人に
しか言わないってこと？
「三人とも、急に呼んで済まない。」
これで烏丸先生も揃ったかな。
「どうしたんですか。」
沈黙が続いている。言いにくいことなのかな
「とてもいいにくいが鷹岡が逃げた。」
ブア
あたりに私と渚とカルマの殺気が漏れ出す。下手すると気絶するものが出るような。
感情を制御しないといけないのに。
「詳しいことを言うから、まずはその殺気をしまってくれ。」
「すみません。」
あたりの殺気がなくなったときに烏丸先生が話し始めた、
「鷹岡が逃げたのは昨日、狼が防衛省に来て、依頼を終えたあとすぐだった。」
てことは、午前一時くらいだね。
「しかも、触手をもって逃げたんだ」
触手ってことは、殺せんせーと同じ状態ってことだよね。
「そして、鷹岡はヨコハマにいる。」
ん、ヨコハマか〜あの日いらい、行ってないからな〜
「そこで三人にはヨコハマにいって、調査をしてもらいたい。」
調査、調査。ん、調査！？
「「「はぁ！」」」
「烏丸先生、調査って、異能特務課とかのほうがいいんじゃ無いですか。」
「狼の言う通り、それにポートマフィアに異能開業許可証でつれば
　ヨコハマの情報なんて簡単にわかるじゃん」
カルマ、結構すごい方法思いつくよね。
「それはもう試した。」
「いや、試したんかい！」
試したんだ、防衛省も、すごい方法思いつくよね。
「が、ポートマフィアは、もう持っていたらしい。」
持ってったんだ。それならしょうがないよね。
「そこで君たちだ。」
「いやなんで、」
「君たちはE組でも、暗殺能力などがずば抜けている。狼には
　異能力があるしな。それに狼は復讐ができるかもしれないぞ、」
復讐、烏丸先生に言ってる、私の復讐したい相手は。佐々木のこと、
「佐々木がどうしたの、」
「佐々木は、ヨコハマにいそうだ、」
「それは本当ですか！！」
「嗚呼。佐々木については、捕獲してくれ。そして、私に電話してくれ。」
「良かったね狼、」
「良かったね狼ちゃま、」
これで佐々木に復讐ができる。最っ高！
「鷹岡については、捕まえてくれればいい。その任務が終わるまで学校には
　行かなくていいから。マンションをヨコハマに用意してある。」
渚も、カルマも私も高校レベルの範囲は終わってるから心配ないんだよね。
「今日から頼む。」
そうゆうと、まだ仕事があるのか、部屋を出ていった。