二次創作
明日の朱星を見たいだけ
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一方ミホークは、劇画タッチで目をカッと開いた幼児を唖然と見ていた。
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生まれてこの方不思議な記憶を持っていた。鉄の塊が走り、高い棒が立ち並ぶ世界。そこに己は生きていた。
そんでもってオタクをしていた。因みに最推しは鬼滅の継国兄弟。だがしかしこの世界はONE PIECE。
最推しのおの字もねぇ。世界は無慈悲である。ONE PIECEなら推しはマルコ。だが気安く会える相手じゃねぇ。
ジュラキュール・ミホーク(2さい)は絶望した。死亡率も屈指な上推しにも会えないし何よりここは非加盟国。
某海軍大将曰く人権がないらしい非加盟国。人生終了RTAはじまりました?この世は地獄です。嘘、奴隷の人よかまし。比較対象がクソ過ぎるのは尾田セン聖に言ってくれ。ある日インフルが悪化してコロッと死んだおれが転生したら非加盟国に生まれちゃった!これからおれ、どうなっちゃうのー!? テンション高くねって?いや察してよ、こうでもしないと死の運命が来ちゃうからギャグ補正を付けないとやっていけねぇと言うことを…!!やはりギャグ…ギャグは世界を救うッ…!!
因みに成り代わったことに気がついていないのでお前も有名人だわと言ってくれる人はいない。
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ッスーーーーーーーーーーーー…いま水溜りの上にいるんだけどさ。顔がミホーク(色がモノホンのセラフィムのすがた)なんだけどこれって転生じゃなくって成り代わり?アハハこの世の終わりすぎないか、ミホークって過去いっっちミリも出てないよ???これには考察ガチ勢も困惑するって。過去が判明してるキャラだと義務感に駆られて判明してないと何したらいいか分からんとかどう言うこっちゃ。ロジャーの処刑の時にローグタウンに行くくらいしか分からんのだけど何をしたら????
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あれから時は流れておれも今や虚無顔能面系男子にジョブチェンジ。もうほぼ原作。意外と歳食ってんだよなミホーク。
あの可愛かった少年はいずこ。正解は成長に伴い自然消滅と言う悲しい結末である。
わりかし自由に世界中を旅した。勿論移動方法は小舟。意外といけるんだなこれが。馬鹿かと言われれば100人中100人が馬鹿だと言うだろう移動方法だが、ミホークなら可能だ。馬鹿みたいに強くて能力者じゃなけりゃいける。つまり、シャンクスなら可能____?
馬鹿の思考をしていてうっかり前を見ていなかったために、人とぶつかってしまった。
「ヒュッッッッッッッッッ」
「アッヤベどうした童。」
アッヤベ声に出ちゃったわ。テヘペロ。いや集中してて気が付かなかなくてぶつかった相手が逆行または転生者なんて偶然あるはずがそんなまさかねぇ。
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「お前、まさかとは思うがよッ、“同志”か…?」
カッと効果音がつきそうな劇画タッチで少女は問うた。
「えっ。エッ?ん???」
えっ。そそそそんなまさか。ば、馬鹿な。
「えっもしかして転生者…でいらして…??」
緩慢な仕草で少女は首を縦に振る。そうそのジェスチャーが示すはYES。肯定。NOではない。そうつまり是。
因みに前世のおれはYESかハイのビックマムみてぇな選択肢しかねぇブラック戦士だった。NOと言える人間でありたい、今世こそは。
そのまさかフラグを華麗に回収。どういうことだってばよ。この美しきフラグ回収に完敗。
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ふ〜ん?へぇ〜???白鉛病なってない人もコロコロしちゃったんだ。ふ〜ん?
ミホークは激怒した。
必ず、かのクソ世界政府を滅ぼさねばと決意した。
ミホークには天竜人やら五老星やらの考えが分からぬ。
クール能面顔の下では修羅が如く炎が燃えている。例えるならば鬼殺隊の憎悪並み。始祖をコロコロする為に捨て身すら厭わぬほどの憎悪を持った連中ぐらい燃えてる!貴様さては炎の呼吸の使い手かと言わんばかりの情熱!!殺意純度100%である。
激情のままベンチに台パンしたらちょっとヒビが入った。すまねぇ。
さっきの劇画タッチとの温度差でおれの中のグッピーは早々に完敗したし、鬼滅世界から多重転生のちフレバンスは人の心すぎてこの世の終わりですとしか言えねぇんだ。
しかも死因が我が推し。それを知ったらさすがにジャンピング土下座は当たり前体操。殺されてるのは事実なのですまねぇとしか言えぬ。
「おれのおしはわるいやつじゃないよ」なんて言えぬ。言ったら切腹どころじゃあない。だって事実死んでる訳だし、そも人食うし。仕方がねぇとは言わせねぇ。
まぁそれも一時的なもので、5分もすれば局地的鬼殺隊化現象はしまっちゃいましょうねし、元の落ち着きを戻していた。
ちなみに見てきた黒死牟はモノホンっぽかったらしい。
おれは心で崇めた。同郷同士にも気を遣わねばならぬ時がある。前世の死因とか。おれは触れられても平気だけど。
少女、もとい●●・○○はかのフレバンスで暮らしていたらしい。そうフレバンス。そう白鉛病。作中屈指の悲惨な結末。かける言葉もねぇ。白鉛病じゃないのは正しくは移住だったからだそうな。そんでもってこっちもなかなかグロかった。最推しがミホークらしい。かわいそう。強く生きて。最推しが成り代わりとかそれなんて地獄?切実にかわいそう。おれだったら首を吊るわ。
そんでもってなんで此処にいるかと問えばなんとなくと言うではないか。かく言うおれもなんとなく惹かれた気がしたので来た。転生者は惹かれ合うのかもしれない。いや何処ぞのスタンド使いかよと言う話なんだけど。
一方ミホークは、劇画タッチで目をカッと開いた幼児を唖然と見ていた。
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生まれてこの方不思議な記憶を持っていた。鉄の塊が走り、高い棒が立ち並ぶ世界。そこに己は生きていた。
そんでもってオタクをしていた。因みに最推しは鬼滅の継国兄弟。だがしかしこの世界はONE PIECE。
最推しのおの字もねぇ。世界は無慈悲である。ONE PIECEなら推しはマルコ。だが気安く会える相手じゃねぇ。
ジュラキュール・ミホーク(2さい)は絶望した。死亡率も屈指な上推しにも会えないし何よりここは非加盟国。
某海軍大将曰く人権がないらしい非加盟国。人生終了RTAはじまりました?この世は地獄です。嘘、奴隷の人よかまし。比較対象がクソ過ぎるのは尾田セン聖に言ってくれ。ある日インフルが悪化してコロッと死んだおれが転生したら非加盟国に生まれちゃった!これからおれ、どうなっちゃうのー!? テンション高くねって?いや察してよ、こうでもしないと死の運命が来ちゃうからギャグ補正を付けないとやっていけねぇと言うことを…!!やはりギャグ…ギャグは世界を救うッ…!!
因みに成り代わったことに気がついていないのでお前も有名人だわと言ってくれる人はいない。
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ッスーーーーーーーーーーーー…いま水溜りの上にいるんだけどさ。顔がミホーク(色がモノホンのセラフィムのすがた)なんだけどこれって転生じゃなくって成り代わり?アハハこの世の終わりすぎないか、ミホークって過去いっっちミリも出てないよ???これには考察ガチ勢も困惑するって。過去が判明してるキャラだと義務感に駆られて判明してないと何したらいいか分からんとかどう言うこっちゃ。ロジャーの処刑の時にローグタウンに行くくらいしか分からんのだけど何をしたら????
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あれから時は流れておれも今や虚無顔能面系男子にジョブチェンジ。もうほぼ原作。意外と歳食ってんだよなミホーク。
あの可愛かった少年はいずこ。正解は成長に伴い自然消滅と言う悲しい結末である。
わりかし自由に世界中を旅した。勿論移動方法は小舟。意外といけるんだなこれが。馬鹿かと言われれば100人中100人が馬鹿だと言うだろう移動方法だが、ミホークなら可能だ。馬鹿みたいに強くて能力者じゃなけりゃいける。つまり、シャンクスなら可能____?
馬鹿の思考をしていてうっかり前を見ていなかったために、人とぶつかってしまった。
「ヒュッッッッッッッッッ」
「アッヤベどうした童。」
アッヤベ声に出ちゃったわ。テヘペロ。いや集中してて気が付かなかなくてぶつかった相手が逆行または転生者なんて偶然あるはずがそんなまさかねぇ。
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「お前、まさかとは思うがよッ、“同志”か…?」
カッと効果音がつきそうな劇画タッチで少女は問うた。
「えっ。エッ?ん???」
えっ。そそそそんなまさか。ば、馬鹿な。
「えっもしかして転生者…でいらして…??」
緩慢な仕草で少女は首を縦に振る。そうそのジェスチャーが示すはYES。肯定。NOではない。そうつまり是。
因みに前世のおれはYESかハイのビックマムみてぇな選択肢しかねぇブラック戦士だった。NOと言える人間でありたい、今世こそは。
そのまさかフラグを華麗に回収。どういうことだってばよ。この美しきフラグ回収に完敗。
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ふ〜ん?へぇ〜???白鉛病なってない人もコロコロしちゃったんだ。ふ〜ん?
ミホークは激怒した。
必ず、かのクソ世界政府を滅ぼさねばと決意した。
ミホークには天竜人やら五老星やらの考えが分からぬ。
クール能面顔の下では修羅が如く炎が燃えている。例えるならば鬼殺隊の憎悪並み。始祖をコロコロする為に捨て身すら厭わぬほどの憎悪を持った連中ぐらい燃えてる!貴様さては炎の呼吸の使い手かと言わんばかりの情熱!!殺意純度100%である。
激情のままベンチに台パンしたらちょっとヒビが入った。すまねぇ。
さっきの劇画タッチとの温度差でおれの中のグッピーは早々に完敗したし、鬼滅世界から多重転生のちフレバンスは人の心すぎてこの世の終わりですとしか言えねぇんだ。
しかも死因が我が推し。それを知ったらさすがにジャンピング土下座は当たり前体操。殺されてるのは事実なのですまねぇとしか言えぬ。
「おれのおしはわるいやつじゃないよ」なんて言えぬ。言ったら切腹どころじゃあない。だって事実死んでる訳だし、そも人食うし。仕方がねぇとは言わせねぇ。
まぁそれも一時的なもので、5分もすれば局地的鬼殺隊化現象はしまっちゃいましょうねし、元の落ち着きを戻していた。
ちなみに見てきた黒死牟はモノホンっぽかったらしい。
おれは心で崇めた。同郷同士にも気を遣わねばならぬ時がある。前世の死因とか。おれは触れられても平気だけど。
少女、もとい●●・○○はかのフレバンスで暮らしていたらしい。そうフレバンス。そう白鉛病。作中屈指の悲惨な結末。かける言葉もねぇ。白鉛病じゃないのは正しくは移住だったからだそうな。そんでもってこっちもなかなかグロかった。最推しがミホークらしい。かわいそう。強く生きて。最推しが成り代わりとかそれなんて地獄?切実にかわいそう。おれだったら首を吊るわ。
そんでもってなんで此処にいるかと問えばなんとなくと言うではないか。かく言うおれもなんとなく惹かれた気がしたので来た。転生者は惹かれ合うのかもしれない。いや何処ぞのスタンド使いかよと言う話なんだけど。