二次創作
明日の朱星を見たいだけ
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「アー、ここにきたってこたァ、“分かって”るんだな?」
おれはゆったりと振り向き、煙草を机に置く。そして底知れぬ渦巻いた瞳を見て語りかける。
「ああ」
こ、この男…クールに「ああ」なんて言ってやがるがこいつぶんぶん首振ってやがる、蜂みてぇな効果音で。せっかくの顔が台無しじゃねぇか、もったいねェ。
「もちろんだクロコダイル。おれとオタトークをするんだろう」
「そうだ。ところでお前…誰推しだ?」
「フフ、おれは鬼滅の継国兄弟推しだ。緑壱の天然最強属性、巌勝の努力一筋で天才を見ても折れず追いつこうとするその姿勢!!正反対で行く所も正反対な兄弟こと、継国兄弟、おれの推しだちなみにワンピならマルコ」
「お、おォ…」
すげェ熱量…前世ではかなりの熱量のオタクだったに違いない、コミケに行ったり、あるいはもしかすると本を出す側の人間だったかもしれないな。まぁ確実に支部アカウントは持ってそうな奴だ。かく言うおれも支部は入り浸っていたが。
「お前の推しは誰だ?」
「おれか…?おれの推しはな…ハートの海賊団だ。そう、キャプテン大好きハートの海賊団!戦闘描写も名前もあまり出ておらず、いくらでも二次創作で盛れるアットホームな海賊団!!幹部が幼馴染な上船長が属性過多系二十六歳(女体化経験あり)!十三歳頃までは暗い過去と悪ガキでやってきた経緯!!!そう素晴らしいおれの推し、ハートの海賊団だ!!!」
「長い長い長い、オタクに推しの話を振るのって、不味いよなと思うよな」
「それは思うが」
「ローが推しと言うよりハート箱推しってことでFA?」
「そうだ。と言うかFAとかなっつ、古傷が抉れる音がする」
個人サイト、///とかチート最強愛され設定、暗い過去、アルビノ、オッドアイ、漆黒のとか天使のとかの謎異名、何番目のアリス、キリ番踏んだら報告…ウッ頭が…!?
「触れてはいけない深淵に触れてしまったか、南無…」
「オイ見捨てんな元凶」
からからと笑い声が響く。その会議室の前を通った海兵は、思わず震え上がり逃げ出したとかチビったとか。
「アー、ここにきたってこたァ、“分かって”るんだな?」
おれはゆったりと振り向き、煙草を机に置く。そして底知れぬ渦巻いた瞳を見て語りかける。
「ああ」
こ、この男…クールに「ああ」なんて言ってやがるがこいつぶんぶん首振ってやがる、蜂みてぇな効果音で。せっかくの顔が台無しじゃねぇか、もったいねェ。
「もちろんだクロコダイル。おれとオタトークをするんだろう」
「そうだ。ところでお前…誰推しだ?」
「フフ、おれは鬼滅の継国兄弟推しだ。緑壱の天然最強属性、巌勝の努力一筋で天才を見ても折れず追いつこうとするその姿勢!!正反対で行く所も正反対な兄弟こと、継国兄弟、おれの推しだちなみにワンピならマルコ」
「お、おォ…」
すげェ熱量…前世ではかなりの熱量のオタクだったに違いない、コミケに行ったり、あるいはもしかすると本を出す側の人間だったかもしれないな。まぁ確実に支部アカウントは持ってそうな奴だ。かく言うおれも支部は入り浸っていたが。
「お前の推しは誰だ?」
「おれか…?おれの推しはな…ハートの海賊団だ。そう、キャプテン大好きハートの海賊団!戦闘描写も名前もあまり出ておらず、いくらでも二次創作で盛れるアットホームな海賊団!!幹部が幼馴染な上船長が属性過多系二十六歳(女体化経験あり)!十三歳頃までは暗い過去と悪ガキでやってきた経緯!!!そう素晴らしいおれの推し、ハートの海賊団だ!!!」
「長い長い長い、オタクに推しの話を振るのって、不味いよなと思うよな」
「それは思うが」
「ローが推しと言うよりハート箱推しってことでFA?」
「そうだ。と言うかFAとかなっつ、古傷が抉れる音がする」
個人サイト、///とかチート最強愛され設定、暗い過去、アルビノ、オッドアイ、漆黒のとか天使のとかの謎異名、何番目のアリス、キリ番踏んだら報告…ウッ頭が…!?
「触れてはいけない深淵に触れてしまったか、南無…」
「オイ見捨てんな元凶」
からからと笑い声が響く。その会議室の前を通った海兵は、思わず震え上がり逃げ出したとかチビったとか。