二次創作
明日の朱星を見たいだけ
______Prologue,
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此処はフレバンス。内陸国の、栄えた「白い町」である。
一度見れば息を呑み、二度見れば羨むものが絶えないと云う。
白い町は全てが白い。住民の心さえも真っ白、清廉潔白で、姿も肌などの色素さえ薄く、まるで神秘の生物のよう。
そんな噂がまことしやかに囁かれる街、フレバンスに移住してきた私、●●・○○はたった今、前世の記憶なる珍妙な記憶を思い出してしまった。とうとう気でも狂ってしまったのかと思う。自分でも信じられぬ記憶。
かの記憶が正しければ、私は“鬼”なる珍妙なヒト、否、ヒトだった物、化物と言って相違ないであろうモノと戦っていた。
たしか、鬼舞辻を倒そうと根城へ乗り込み、上弦の壱なる鬼と対峙し、胴を袈裟斬りにされ、鬼狩りの最たる屈辱、首を斬られる死に方をした。思い出すだけで腑が煮え繰り返る。なんたる屈辱。私の覚悟と信念をなんだと思っているのか。
それは兎も角として。何故だか私はここに存在している。ここは日本ですらない。外つ国だろうか。
輪廻転生とは世界まで違うものなのか、外つ国なのか。ひとまず、情報を調べるべきだ。
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調べてわかったことは、先ず、日本が存在しないと言うこと。そして、馴染み深い惑星ではないこと。
この世界は、北の海・東の海・南の海・西の海に分かれる。
そして、偉大なる航路が存在し、世界を分つ大陸、赤い大陸が存在するということ。
この平和とは御世辞にも言えぬ世の中、フレバンスは平和だった。前の己が望んだ、平和な世の中だった。
ああ、フレバンスは栄えている!
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此処はフレバンス。内陸国の、栄えた「白い町」である。
一度見れば息を呑み、二度見れば羨むものが絶えないと云う。
白い町は全てが白い。住民の心さえも真っ白、清廉潔白で、姿も肌などの色素さえ薄く、まるで神秘の生物のよう。
そんな噂がまことしやかに囁かれる街、フレバンスに移住してきた私、●●・○○はたった今、前世の記憶なる珍妙な記憶を思い出してしまった。とうとう気でも狂ってしまったのかと思う。自分でも信じられぬ記憶。
かの記憶が正しければ、私は“鬼”なる珍妙なヒト、否、ヒトだった物、化物と言って相違ないであろうモノと戦っていた。
たしか、鬼舞辻を倒そうと根城へ乗り込み、上弦の壱なる鬼と対峙し、胴を袈裟斬りにされ、鬼狩りの最たる屈辱、首を斬られる死に方をした。思い出すだけで腑が煮え繰り返る。なんたる屈辱。私の覚悟と信念をなんだと思っているのか。
それは兎も角として。何故だか私はここに存在している。ここは日本ですらない。外つ国だろうか。
輪廻転生とは世界まで違うものなのか、外つ国なのか。ひとまず、情報を調べるべきだ。
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調べてわかったことは、先ず、日本が存在しないと言うこと。そして、馴染み深い惑星ではないこと。
この世界は、北の海・東の海・南の海・西の海に分かれる。
そして、偉大なる航路が存在し、世界を分つ大陸、赤い大陸が存在するということ。
この平和とは御世辞にも言えぬ世の中、フレバンスは平和だった。前の己が望んだ、平和な世の中だった。
ああ、フレバンスは栄えている!