ミザリー
梛哉side
数年後
…遅い。
3時間休憩許可してやったのにどうしてあいつらは来ない!?
確かにちょっとブラックかもしれない…が
ここはあんまり体は使わないし口だけだろ!あいつらは別に大型研究してないし!
「梛哉先輩。初月先輩と黒卯先輩は…?」
「この流れ…またサボリでござるね!」
…こんなかわいい後輩達を待たせてるっていうのに…
…いや、異性にかわいいは誤解をうむな。
「すまん…またあいつらサボってんな。多分。」
…一応多分って言ったけどあいつらの場合絶対なんだよな。
「私が呼びに行きましょうか?」
彼女の琥珀色の綺麗な髪が靡く。黒縁眼鏡の先の目は不安そうに揺れている。
「いや、俺が呼んでくる。少し待っててくれ。」
…彼女はアイビー。最近入ったミザリーの研究員だ。
とはいってもミザリー所属のほとんどは偽名。アイビーは知らんが。
履歴書不要だから確認のしようがないんだよな。
…俺は…ノーコメントだ。
「じゃあゆっくり待ってるでござる~!」
遠慮なくそう言った紫髪男は[漢字]忍[/漢字][ふりがな]しのぶ[/ふりがな]。
アイビーと同じく最近入った新米だ。
…とはいってもアイビーと違ってキャラが濃いのだが。
「せめてアイビーらしく手伝おうとしろよ。」
俺がそう言って彼をにらむと…
「拙者、めんどいでござる。」
…予想通りだ。こいつだしな。
「…はぁ…まぁ行ってくる。」
「行ってらっしゃいませ!」
監視室兼休憩室に向かうと想像通り彼女らがいた。
…って…なんかトランプしてんな。こいつら。
「ダウトダウトダウトォ!」
「…なんで分かったのカナ。ポーカーフェイスしてたつもりなんだケド。」
「へへん!私にとっちゃこれぐらい…」
「[漢字]初月[/漢字][ふりがな]はつき[/ふりがな]!![漢字]黒卯[/漢字][ふりがな]くろう[/ふりがな]!!何してんだ。お前ら!!」
俺がそう怒鳴ると2人は明らかにやっちまった…という顔をしていた。
…そんな顔するならトランプすんなよ。てか今日緊急召集かけたってのに休憩室でゴロゴロと…
「梛哉ぁ!いいじゃん!減るもんじゃないし!」
「ダーメーだ!ただでさえ人少ねぇんだから働け!!」
俺がそう言うと彼女…初月はむーっと頬を膨らませた。
帰国子女だという彼女の金髪が小刻みに揺れる。
「ブラックダネ。というか梛哉クン…そんなに言うなら研究長になったらどうダイ?」
黒髪を掻きながら彼…黒卯は言う
「嫌だね。絶対面倒事を押し付けられるだろ。それならまだお前らの同僚の方がマシ。」
「サラッとひどいこと言うね?まぁK-Sだからねぇ。K-Sがヤッバイことしたら私達も芋づる式に終わるよ~。」
今でもヤッバイことやってるけどな。…って…
「関係ない話すんなよ!?さては貴様ら時間稼ぎしてたな!?」
そう言うと彼女らは目を逸らす。図星か。
「…まぁいい。さっさと来いよ。」
「はーい…じゃあクーちゃん行こ!」
「ハイハイ。」
…とその時
[太字]監視室のモニターから泣き叫ぶ声が聞こえた。[/太字]
名前 梛哉(なや)
性別 男
ミザリーの研究員、最近年齢より年上だと言われるのが悩み
名前 初月(はつき)
性別 女
ミザリーの研究員で梛哉の同僚、サボリ二天王
名前 黒卯(くろう)
性別 男
ミザリーの研究員で梛哉の同僚、サボリ二天王
名前 アイビー
性別 女
ミザリーの研究員で一番上3人の後輩。誠実で気弱な小動物系
名前 忍(しのぶ)
性別 男
ミザリーの研究員で一番上3人の後輩。忍者に憧れている
数年後
…遅い。
3時間休憩許可してやったのにどうしてあいつらは来ない!?
確かにちょっとブラックかもしれない…が
ここはあんまり体は使わないし口だけだろ!あいつらは別に大型研究してないし!
「梛哉先輩。初月先輩と黒卯先輩は…?」
「この流れ…またサボリでござるね!」
…こんなかわいい後輩達を待たせてるっていうのに…
…いや、異性にかわいいは誤解をうむな。
「すまん…またあいつらサボってんな。多分。」
…一応多分って言ったけどあいつらの場合絶対なんだよな。
「私が呼びに行きましょうか?」
彼女の琥珀色の綺麗な髪が靡く。黒縁眼鏡の先の目は不安そうに揺れている。
「いや、俺が呼んでくる。少し待っててくれ。」
…彼女はアイビー。最近入ったミザリーの研究員だ。
とはいってもミザリー所属のほとんどは偽名。アイビーは知らんが。
履歴書不要だから確認のしようがないんだよな。
…俺は…ノーコメントだ。
「じゃあゆっくり待ってるでござる~!」
遠慮なくそう言った紫髪男は[漢字]忍[/漢字][ふりがな]しのぶ[/ふりがな]。
アイビーと同じく最近入った新米だ。
…とはいってもアイビーと違ってキャラが濃いのだが。
「せめてアイビーらしく手伝おうとしろよ。」
俺がそう言って彼をにらむと…
「拙者、めんどいでござる。」
…予想通りだ。こいつだしな。
「…はぁ…まぁ行ってくる。」
「行ってらっしゃいませ!」
監視室兼休憩室に向かうと想像通り彼女らがいた。
…って…なんかトランプしてんな。こいつら。
「ダウトダウトダウトォ!」
「…なんで分かったのカナ。ポーカーフェイスしてたつもりなんだケド。」
「へへん!私にとっちゃこれぐらい…」
「[漢字]初月[/漢字][ふりがな]はつき[/ふりがな]!![漢字]黒卯[/漢字][ふりがな]くろう[/ふりがな]!!何してんだ。お前ら!!」
俺がそう怒鳴ると2人は明らかにやっちまった…という顔をしていた。
…そんな顔するならトランプすんなよ。てか今日緊急召集かけたってのに休憩室でゴロゴロと…
「梛哉ぁ!いいじゃん!減るもんじゃないし!」
「ダーメーだ!ただでさえ人少ねぇんだから働け!!」
俺がそう言うと彼女…初月はむーっと頬を膨らませた。
帰国子女だという彼女の金髪が小刻みに揺れる。
「ブラックダネ。というか梛哉クン…そんなに言うなら研究長になったらどうダイ?」
黒髪を掻きながら彼…黒卯は言う
「嫌だね。絶対面倒事を押し付けられるだろ。それならまだお前らの同僚の方がマシ。」
「サラッとひどいこと言うね?まぁK-Sだからねぇ。K-Sがヤッバイことしたら私達も芋づる式に終わるよ~。」
今でもヤッバイことやってるけどな。…って…
「関係ない話すんなよ!?さては貴様ら時間稼ぎしてたな!?」
そう言うと彼女らは目を逸らす。図星か。
「…まぁいい。さっさと来いよ。」
「はーい…じゃあクーちゃん行こ!」
「ハイハイ。」
…とその時
[太字]監視室のモニターから泣き叫ぶ声が聞こえた。[/太字]
名前 梛哉(なや)
性別 男
ミザリーの研究員、最近年齢より年上だと言われるのが悩み
名前 初月(はつき)
性別 女
ミザリーの研究員で梛哉の同僚、サボリ二天王
名前 黒卯(くろう)
性別 男
ミザリーの研究員で梛哉の同僚、サボリ二天王
名前 アイビー
性別 女
ミザリーの研究員で一番上3人の後輩。誠実で気弱な小動物系
名前 忍(しのぶ)
性別 男
ミザリーの研究員で一番上3人の後輩。忍者に憧れている