【our fantasy】聞こえなくなった声を辿って
天楼視点
キーン、コーン、カーン、コーン…
「よ~し、今日はチャイならできそうだね!起立!」
は~、やっと終わった。
授業は単調で退屈、友人もそんないないから放課も孤立。
天楼「帰って[太字]アレ[/太字]の準備だな…」
溜息を一つついて誰よりも早く教室を出た。
[漢字]天宮天楼[/漢字][ふりがな]あまみやてんろう[/ふりがな]13歳、ピカピカの中学1年生。
部活委員会ともに無所属のリアルタイム青春ダンクforゴミ箱女とは私のことだ。
そんでもって空けた時間は全部[太字]アレ[/太字]に回している。
天楼「たーだいまー!」
あれ、楽にぃはバイトとして音無もいない?
天楼「…………まぁいいか(よくない)。そんなことより喧嘩喧嘩♪」
ありあわせの私服を勝負服として、バール片手に街へ繰り出す。
[太字]アレ[/太字]。それすなわちヒーロー活動のようなもの。
天楼「…まぁ、求められてはないんだけど」
独り言をぽつりとこぼし、ドアを開けた。
[水平線]
楽座視点
天楼帰ってきたぽいけど忙しくて出れへん。
俺の部屋に二人の男と俺と音無で会議中やねん。
「それで…先日電話でも伝えて頂きましたが」
いつ見ても女性にしか見えへん、黒髪に錆浅葱色のインナーカラーが目立つ目の前の男__[太字][漢字]円山[/漢字][ふりがな]まるやま[/ふりがな]えりか[/太字]。
ちょっと前に知り合って以来たま~に話す仲。
こいつもなんかいろいろ抱えとるみたいで。
昨日の襲撃の件を聞きたいっつってわざわざ来たんやと。
ちなみに横でえりかの肩にもたれかかっては頭をぐーーって押されて抵抗されてる男は[太字][漢字]櫂野日ノ丸[/漢字][ふりがな]かいやひのまる[/ふりがな][/太字]。
…なんやこいつら夫婦かいなってくらいには仲ええんよな。
楽座「昨日の襲撃の件な。まず来たのはわりと大勢、
そんなかのリーダー格っぽいのが電話でも言うた女性やった」
えりか「私と同じような髪色の女性ですよね。」
楽座「そや。そんでもってそいつは音無を狙ってるようやった。
あと…上にもう一人いそうな感じはあったな」
日ノ丸「つまりそいつがボスではなさそうだったってこと?」
楽座「おう」
えりか「なるほど………」
鉛筆の先をぺろっと舐めてからメモを取るえりか。おじいちゃんか。
えりか「…率直に言わせてもらうと、彼女は私の姉であると思います。」
楽座「…せやろな、なんか関係はありそうやった。」
えりか「はい。…どうしているのかはひとまず置いておいて」
えりか「…私の目的は彼女への復讐です。そして、彼女はあなたの守っている音無さんを狙っている」
音無がとなりでぴくりと反応した。
音無「…こわい人だった」
音無「…帰りたくない」
楽座「せやね。音無は帰りたくない。俺は帰したくない。えりかは復讐ができる。利害一致やね?」
えりか「ええ。手を組みませんか?いざとなったら、私たちも音無さんを守ります。あなたや天楼さんと一緒にね」
楽座「もちろんええよ。あんさんのことは信用しとるし。日ノ丸もそれでええんよな?」
日ノ丸「俺はえりさんのいる場所にいるから。」
いつもの日ノ丸をほっといて俺は手をたたく。
楽座「交渉成立やな。音無、頼もしい仲間が増えたで!」
音無は目を輝かせてえりかと日ノ丸を交互に見て頷いた。
しかし天楼はまたアレかいな。自警活動。…いつものことかな。
[水平線]
天楼視点
天楼「………」
「……」
天楼「……誰だっけ」
「真人だ」
速報、曲がり角で衝突した男が幼稚園ぶりに会う従兄だった件。
キーン、コーン、カーン、コーン…
「よ~し、今日はチャイならできそうだね!起立!」
は~、やっと終わった。
授業は単調で退屈、友人もそんないないから放課も孤立。
天楼「帰って[太字]アレ[/太字]の準備だな…」
溜息を一つついて誰よりも早く教室を出た。
[漢字]天宮天楼[/漢字][ふりがな]あまみやてんろう[/ふりがな]13歳、ピカピカの中学1年生。
部活委員会ともに無所属のリアルタイム青春ダンクforゴミ箱女とは私のことだ。
そんでもって空けた時間は全部[太字]アレ[/太字]に回している。
天楼「たーだいまー!」
あれ、楽にぃはバイトとして音無もいない?
天楼「…………まぁいいか(よくない)。そんなことより喧嘩喧嘩♪」
ありあわせの私服を勝負服として、バール片手に街へ繰り出す。
[太字]アレ[/太字]。それすなわちヒーロー活動のようなもの。
天楼「…まぁ、求められてはないんだけど」
独り言をぽつりとこぼし、ドアを開けた。
[水平線]
楽座視点
天楼帰ってきたぽいけど忙しくて出れへん。
俺の部屋に二人の男と俺と音無で会議中やねん。
「それで…先日電話でも伝えて頂きましたが」
いつ見ても女性にしか見えへん、黒髪に錆浅葱色のインナーカラーが目立つ目の前の男__[太字][漢字]円山[/漢字][ふりがな]まるやま[/ふりがな]えりか[/太字]。
ちょっと前に知り合って以来たま~に話す仲。
こいつもなんかいろいろ抱えとるみたいで。
昨日の襲撃の件を聞きたいっつってわざわざ来たんやと。
ちなみに横でえりかの肩にもたれかかっては頭をぐーーって押されて抵抗されてる男は[太字][漢字]櫂野日ノ丸[/漢字][ふりがな]かいやひのまる[/ふりがな][/太字]。
…なんやこいつら夫婦かいなってくらいには仲ええんよな。
楽座「昨日の襲撃の件な。まず来たのはわりと大勢、
そんなかのリーダー格っぽいのが電話でも言うた女性やった」
えりか「私と同じような髪色の女性ですよね。」
楽座「そや。そんでもってそいつは音無を狙ってるようやった。
あと…上にもう一人いそうな感じはあったな」
日ノ丸「つまりそいつがボスではなさそうだったってこと?」
楽座「おう」
えりか「なるほど………」
鉛筆の先をぺろっと舐めてからメモを取るえりか。おじいちゃんか。
えりか「…率直に言わせてもらうと、彼女は私の姉であると思います。」
楽座「…せやろな、なんか関係はありそうやった。」
えりか「はい。…どうしているのかはひとまず置いておいて」
えりか「…私の目的は彼女への復讐です。そして、彼女はあなたの守っている音無さんを狙っている」
音無がとなりでぴくりと反応した。
音無「…こわい人だった」
音無「…帰りたくない」
楽座「せやね。音無は帰りたくない。俺は帰したくない。えりかは復讐ができる。利害一致やね?」
えりか「ええ。手を組みませんか?いざとなったら、私たちも音無さんを守ります。あなたや天楼さんと一緒にね」
楽座「もちろんええよ。あんさんのことは信用しとるし。日ノ丸もそれでええんよな?」
日ノ丸「俺はえりさんのいる場所にいるから。」
いつもの日ノ丸をほっといて俺は手をたたく。
楽座「交渉成立やな。音無、頼もしい仲間が増えたで!」
音無は目を輝かせてえりかと日ノ丸を交互に見て頷いた。
しかし天楼はまたアレかいな。自警活動。…いつものことかな。
[水平線]
天楼視点
天楼「………」
「……」
天楼「……誰だっけ」
「真人だ」
速報、曲がり角で衝突した男が幼稚園ぶりに会う従兄だった件。