‐RAY‐ 『参加型 ‐ボス枠終了‐』
「____んで、ここがあの『トワイライト』の本部か」
レイはまじまじと目の前の建物を眺める。
レイが最凶の殺し屋組織『トワイライト』の狙撃ボスになり、一週間。
この一週間の間、既に様々な依頼を受け、何人かの息の根を止めてきた。
そして、この日。レイは『トワイライト』の本部に呼び出されていた。
一体どのような建物が本部なんだろうかと期待しながら来てみたは良いものの、予定された住所にある建物は一般的な、もしくは一般以下な、花屋である。
とりあえず、店に入り店番をしている店員に伝える。
「____俺が『撃竜』だ。」
店番の店員は目を細め、無言で店の奥へと入っていく。店員について行くと、
「__っ!?」
壁に巧妙に隠されたエレベーターがあった。
(なるほど、この花屋はフェイク。で、本部は地下にあるのか)
納得がいく。おそらく、この店員も『トワイライト』の一員だろう。
そうぼんやり考えていると店員が口を開く。
「Dから右に曲がって一番奥だ。そこに、ボス様達がいる。それ以外には入るな。」
はいはい、と生返事をし、エレベーターに乗り込む。
普通、一階、二階と書かれている場所がアルファベットになっており、先程店員はDと言っていたがこれのことだろう。
他のところに行ってみたいとは思うが、流石にやめておく。怒られかねない。
Dのボタンを押し、10分ほど待っていると、エレベーターが止まり、音もなくドアが開く。
(さてさて、本部はどんなもん____って、はぁぁっ!?)
思わずレイが間抜けな反応をするのも仕方がない。
___『トワイライト』本部。それは、とてつもなく豪華だったのであった。
レイはこの手のものに詳しい訳では無いので、どこがどう豪華なのか説明することは難しいだろう。それでも、だましだまし語るとするなら、とても品格があった。廊下だが、おそらくレイが三人横に手を広げ、並べるほど幅があり、天井も見上げるほど高かった。そして、何よりも壁も床も白と黒で構成されている。床はまるで、チャス盤のように白黒のチェック柄。壁は白い背景に黒で花のような模様が入っている。モノクロな空間だった。
店員に言われた通り、右に曲がり、真っ直ぐに進んでいく。
窓はなかった。代わりと言っては何だが、道の途中にチェストが置いてあったり、おおよそ一般人が目にする機会がないようなシャンデリアが等間隔にぶら下げてあったり、不思議な人物画や洋画が飾ってあったりした。
一番奥の部屋についた。
レイは、ゆっくりとドアノブをひねり、中に入った。
レイはまじまじと目の前の建物を眺める。
レイが最凶の殺し屋組織『トワイライト』の狙撃ボスになり、一週間。
この一週間の間、既に様々な依頼を受け、何人かの息の根を止めてきた。
そして、この日。レイは『トワイライト』の本部に呼び出されていた。
一体どのような建物が本部なんだろうかと期待しながら来てみたは良いものの、予定された住所にある建物は一般的な、もしくは一般以下な、花屋である。
とりあえず、店に入り店番をしている店員に伝える。
「____俺が『撃竜』だ。」
店番の店員は目を細め、無言で店の奥へと入っていく。店員について行くと、
「__っ!?」
壁に巧妙に隠されたエレベーターがあった。
(なるほど、この花屋はフェイク。で、本部は地下にあるのか)
納得がいく。おそらく、この店員も『トワイライト』の一員だろう。
そうぼんやり考えていると店員が口を開く。
「Dから右に曲がって一番奥だ。そこに、ボス様達がいる。それ以外には入るな。」
はいはい、と生返事をし、エレベーターに乗り込む。
普通、一階、二階と書かれている場所がアルファベットになっており、先程店員はDと言っていたがこれのことだろう。
他のところに行ってみたいとは思うが、流石にやめておく。怒られかねない。
Dのボタンを押し、10分ほど待っていると、エレベーターが止まり、音もなくドアが開く。
(さてさて、本部はどんなもん____って、はぁぁっ!?)
思わずレイが間抜けな反応をするのも仕方がない。
___『トワイライト』本部。それは、とてつもなく豪華だったのであった。
レイはこの手のものに詳しい訳では無いので、どこがどう豪華なのか説明することは難しいだろう。それでも、だましだまし語るとするなら、とても品格があった。廊下だが、おそらくレイが三人横に手を広げ、並べるほど幅があり、天井も見上げるほど高かった。そして、何よりも壁も床も白と黒で構成されている。床はまるで、チャス盤のように白黒のチェック柄。壁は白い背景に黒で花のような模様が入っている。モノクロな空間だった。
店員に言われた通り、右に曲がり、真っ直ぐに進んでいく。
窓はなかった。代わりと言っては何だが、道の途中にチェストが置いてあったり、おおよそ一般人が目にする機会がないようなシャンデリアが等間隔にぶら下げてあったり、不思議な人物画や洋画が飾ってあったりした。
一番奥の部屋についた。
レイは、ゆっくりとドアノブをひねり、中に入った。
このボタンは廃止予定です