‐RAY‐ 『参加型 ‐ボス枠終了‐』
(本当に敵は何者なんだよ………)
マリアの『操瞳』が通じず、デシジョン、ムギを意識不明にし、モニカを負傷させた『サンライズ』ボス。体全体をレインコートで覆い、顔すら見えず体格もわかりずらい。とにかく分かったことは一つ、敵は圧倒的に強いということだけだ。
そっと隣に立つマリアに作戦を伝える。これでも『トワイライト』のボスだ。戦闘は二人ともできる。
「……………………ッ!」
「________っ」
同時に走り出す。
レイは相手に真っすぐ突っ込んでいった。片手には拳銃。近距離戦は得意ではないが、万全の準備である。もとから近距離の戦いかたは知っていたが、『トワイライト』ボスになり近距離ボスのフィルアに再度動き方を教えてもらった。この業界ではかなりの腕前にはなっているはずだ。
が、しかし__。
相手も一筋縄ではいかない。
レイが放った銃弾は最小限の動きですり抜けるように避けられる。
だが、それはレイの予想通りだった。一流の相手はこのように動くだろう、とあらかじめ考えてあった。そこで銃弾を避けた一瞬の隙に隠し持っていたナイフを投擲する。相手の視野は外れている。
完璧なる奇襲__!
__が、相手はまるでこちらの攻撃が全て見えているように動いた。
投擲されたナイフはレインコートをかすめるにとどまり、相手を負傷させるには足りなかった。
やはり、強い。
追い討ちに銃弾を放つが全て避けられる。
もう一発ダメ押しに撃とうと引き金に触れたときした時、己のに過失気が付いた。
弾がなかった。
使い果たしたのだ。連発しすぎた。
リロードしなくては__そう考えたとき、世界が揺れた。
いや、実際に揺れたのは自分だろう。冷たい床に倒れこみ、痛む頭で考える。
レイが見せた隙を見逃さず、相手は回し蹴りを入れてきたのだ。
これが中々の破壊力。一発食らっただけでも意識が飛びそうになった。
相手は刃物__恐らく、小刀だろう__を持ち、倒れるレイの息の根を止めようと歩み寄ってきた__。
「サイゴニイイノコスコトハ?」
声を聞かせないためか。相手の初めて発した声は機械音だった。それも聞き取れるかどうか怪しい発音の。なんとか言っている意味を理解し、レイは唇を噛みしめる。
「最後に言い残すことか……。そうだな、これだけは言わせてくれ___ 」
敵を正面から見た。
両目を最大まで開き、痛む筋肉を無理やり使い口角を上げる。
「[太字]___ここまですべて予想通り[/太字]」
敵がその言葉に反応する前にレイはありったけの声で叫ぶ。
「マリアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
天井が崩れた。
天井が崩れることを先に知っていたレイは回避行動を取り、逃げている。
だが、相手はそんなことは知らない。
がれきの下に沈んでいった_____
マリアの『操瞳』が通じず、デシジョン、ムギを意識不明にし、モニカを負傷させた『サンライズ』ボス。体全体をレインコートで覆い、顔すら見えず体格もわかりずらい。とにかく分かったことは一つ、敵は圧倒的に強いということだけだ。
そっと隣に立つマリアに作戦を伝える。これでも『トワイライト』のボスだ。戦闘は二人ともできる。
「……………………ッ!」
「________っ」
同時に走り出す。
レイは相手に真っすぐ突っ込んでいった。片手には拳銃。近距離戦は得意ではないが、万全の準備である。もとから近距離の戦いかたは知っていたが、『トワイライト』ボスになり近距離ボスのフィルアに再度動き方を教えてもらった。この業界ではかなりの腕前にはなっているはずだ。
が、しかし__。
相手も一筋縄ではいかない。
レイが放った銃弾は最小限の動きですり抜けるように避けられる。
だが、それはレイの予想通りだった。一流の相手はこのように動くだろう、とあらかじめ考えてあった。そこで銃弾を避けた一瞬の隙に隠し持っていたナイフを投擲する。相手の視野は外れている。
完璧なる奇襲__!
__が、相手はまるでこちらの攻撃が全て見えているように動いた。
投擲されたナイフはレインコートをかすめるにとどまり、相手を負傷させるには足りなかった。
やはり、強い。
追い討ちに銃弾を放つが全て避けられる。
もう一発ダメ押しに撃とうと引き金に触れたときした時、己のに過失気が付いた。
弾がなかった。
使い果たしたのだ。連発しすぎた。
リロードしなくては__そう考えたとき、世界が揺れた。
いや、実際に揺れたのは自分だろう。冷たい床に倒れこみ、痛む頭で考える。
レイが見せた隙を見逃さず、相手は回し蹴りを入れてきたのだ。
これが中々の破壊力。一発食らっただけでも意識が飛びそうになった。
相手は刃物__恐らく、小刀だろう__を持ち、倒れるレイの息の根を止めようと歩み寄ってきた__。
「サイゴニイイノコスコトハ?」
声を聞かせないためか。相手の初めて発した声は機械音だった。それも聞き取れるかどうか怪しい発音の。なんとか言っている意味を理解し、レイは唇を噛みしめる。
「最後に言い残すことか……。そうだな、これだけは言わせてくれ___ 」
敵を正面から見た。
両目を最大まで開き、痛む筋肉を無理やり使い口角を上げる。
「[太字]___ここまですべて予想通り[/太字]」
敵がその言葉に反応する前にレイはありったけの声で叫ぶ。
「マリアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」
天井が崩れた。
天井が崩れることを先に知っていたレイは回避行動を取り、逃げている。
だが、相手はそんなことは知らない。
がれきの下に沈んでいった_____
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