「いやっ！何がどうなってんだよ！？」
手紙が届いた当日、『トワイライト』では緊急会議が開かれていた。
「『サンライズ』というと……今まで戦ってきた人たちの組織のことよね。なんでボス自ら来るのかしら…？」
ミリョカの疑問はもっともだ。全員が不思議そうにしている。
「…そうだ。この前伝えようとしていたことなんだけど、博士が最期、『AK-47』って呟いたんだよね…。なんかの名称かな……」
『AK-47』…銃器のことだが、それを死に際に残すのは訳が分からない。やはり、謎だ。
「そういや、モニカが目を離した隙に逃げたんだよな？」
「そうだよ～！気づいたらいなかったの！」
さらに詳しく説明させると、博士は全身に鎖をまかれていたそうだ。それで、逃げることができるなど不可能だろう。さらに謎だ。

「とりあえず、『サンライズ』のボスさんはワイらと話し合いたいんやろ？指定された場所に向かって見たほうがええちゃう～？」
マリアの案により、二日後指定された場所に向かうことになったのだった。