‐RAY‐ 『参加型 ‐ボス枠終了‐』
「ふぁぁ、良く寝た。」
教会を見て回った翌日の朝だった。レイは、朝日に向かって伸び、欠伸を噛み締める。
(えぇーっと、今日は一回全員で集まって、その後教会に忍び込むんだよな?怪しめな教祖を探すんだとか。)
心の中で、今日やることを整理し、動き出す。集まる場所は前日と同じく、カフェだ。集合時間は残り二十分。遅れたら、ムギに文句を言われるだろう。レイは、急いで支度を始めた。
カフェに、[太字]六人[/太字]が集まった。
「……ねぇ。フィルアとデシジョンは…?」
モニカが不安げに尋ねる。ここは年長者として安心させたいところではあったが、レイも他の全員もモニカの問いに答えられない。
「なんというか、最近も似たようなことあった気がするわ〜。」
マリアが『ストロベリーラテとプラスチック爆弾と麻薬とその他諸々を混ぜ合わせたような液体に名もなき甘いもの達をぶっ刺したようなもの』を飲みながら、肩をすくめた。似たようなこと__ルーザ達四人が行方不明になった華連邦での出来事を言っているのだろう。
「でも、デシジョンちゃんとフィルア君でしょう?あの二人に限ってそんなことはないと思うけど…」
ミリョカが眉を寄せる。手にはカプチーノ。前者とは違い、常識的で、お洒落だ。
ミリョカの言っていることには、納得できる。このメンバーの中で二人は真面目な方だ。そして、遊び半分に行方をくらましたり、集合時間を間違えたりする間抜けな者ではないと、全員知っている。
「…緊急事態が起きたようです。ここは、手分けして探したほうが良いのでは?」
抹茶ラテを飲み終わり、空いたカップを眺めながら、ムギは冷静に判断した。全員、席を立ち、行動に移す。
あの優秀な仲間たちは何処に行ったんだ?
そんな疑問を抱えて________。
フィルアが襲われた夜、とある劇場では、道化師が踊っていた。
[太字][明朝体]「Hey, do you know?How to easily break ties.That's betrayal!
Friends become enemies, and there is no one who is not confused!
Hey, do you know?This is how the previous sniper died!
Hey, do you know!?Madness is all around us!Because those guys are villains!
Fate laughs and mourns and dances!!!」[/明朝体][/太字]
道化師は舞台の上くるりくるりと回転し、鈴を鳴らしながら、歌う。
軽やかに、気だるげに、憎たらしげに
笑い、嘆き、踊って、歌った。
「そうでしょう?リーダー?」
歌の間奏に入り、道化師は観客席に座るたった一人の人物に聞く。
[斜体]「____その通り」[/斜体]
返答され、道化師はさらに笑う。最後、曲の締めくくりとして、声を伸ばした。
[太字][明朝体]「I'll kill that hateful person!for revenge!for the family!for my friends!
for me_________!!!!」
[/明朝体][/太字]
教会を見て回った翌日の朝だった。レイは、朝日に向かって伸び、欠伸を噛み締める。
(えぇーっと、今日は一回全員で集まって、その後教会に忍び込むんだよな?怪しめな教祖を探すんだとか。)
心の中で、今日やることを整理し、動き出す。集まる場所は前日と同じく、カフェだ。集合時間は残り二十分。遅れたら、ムギに文句を言われるだろう。レイは、急いで支度を始めた。
カフェに、[太字]六人[/太字]が集まった。
「……ねぇ。フィルアとデシジョンは…?」
モニカが不安げに尋ねる。ここは年長者として安心させたいところではあったが、レイも他の全員もモニカの問いに答えられない。
「なんというか、最近も似たようなことあった気がするわ〜。」
マリアが『ストロベリーラテとプラスチック爆弾と麻薬とその他諸々を混ぜ合わせたような液体に名もなき甘いもの達をぶっ刺したようなもの』を飲みながら、肩をすくめた。似たようなこと__ルーザ達四人が行方不明になった華連邦での出来事を言っているのだろう。
「でも、デシジョンちゃんとフィルア君でしょう?あの二人に限ってそんなことはないと思うけど…」
ミリョカが眉を寄せる。手にはカプチーノ。前者とは違い、常識的で、お洒落だ。
ミリョカの言っていることには、納得できる。このメンバーの中で二人は真面目な方だ。そして、遊び半分に行方をくらましたり、集合時間を間違えたりする間抜けな者ではないと、全員知っている。
「…緊急事態が起きたようです。ここは、手分けして探したほうが良いのでは?」
抹茶ラテを飲み終わり、空いたカップを眺めながら、ムギは冷静に判断した。全員、席を立ち、行動に移す。
あの優秀な仲間たちは何処に行ったんだ?
そんな疑問を抱えて________。
フィルアが襲われた夜、とある劇場では、道化師が踊っていた。
[太字][明朝体]「Hey, do you know?How to easily break ties.That's betrayal!
Friends become enemies, and there is no one who is not confused!
Hey, do you know?This is how the previous sniper died!
Hey, do you know!?Madness is all around us!Because those guys are villains!
Fate laughs and mourns and dances!!!」[/明朝体][/太字]
道化師は舞台の上くるりくるりと回転し、鈴を鳴らしながら、歌う。
軽やかに、気だるげに、憎たらしげに
笑い、嘆き、踊って、歌った。
「そうでしょう?リーダー?」
歌の間奏に入り、道化師は観客席に座るたった一人の人物に聞く。
[斜体]「____その通り」[/斜体]
返答され、道化師はさらに笑う。最後、曲の締めくくりとして、声を伸ばした。
[太字][明朝体]「I'll kill that hateful person!for revenge!for the family!for my friends!
for me_________!!!!」
[/明朝体][/太字]
このボタンは廃止予定です