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殺人の描写があります

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 ‐RAY‐ 『参加型 ‐ボス枠終了‐』

#26

出発(Ray目線) 

『華連邦___美しい極東の都市。』

「こんな遠い場所にいるんですか?」
フィルアが首を傾げる。あの四人メンバーがここまで遠隔地に居るとは思えないが__。
「うん………。一応、情報もあるし……私もここかなって気がしたから……。」
我らが参謀ボス、デシジョンが質問に対し答えた。
これだけ聞くと、勘任せな作戦で阿呆らしさを含んでいるが、デシジョンの勘はよく当たる。それを他メンバーは信用しているのであった。
「んじゃぁ、今すぐ探しに行こうや!!久しぶりの華連邦やでー!」
機嫌の良さそうなマリアが笑いながら、拳を上に突き出す。言わば、俗に言うのレッツゴーの構えだった。レイもマリアに一応賛成なので、二人急いで会議室から出ていこうとすると、デシジョンに止められた。
「今回…あまりの緊急事態だから…、将来有望な頼れる部下達に来てもらったんだよ…。入って来て……。」
デシジョンが会議室のドアに呼びかけると五人の者たちが会議室に入ってきた。
さっきの説明が正しいなら、おそらく彼らはこの『トワイライト』のボスの一個下の階級に当たる、上級幹部なのだろう。レイが初めてきた時と同じように自己紹介をしてもらう。
「ヤナギ グミです!得意なことは、まぁ、射撃です。器用貧乏って感じですが、仲良くしてください!」
一番初めに率先して声を出したのは、酷く中性的な容姿をした紫味を帯びた赤褐色、簡単に言うと小豆色の髪をもった者だった。おそらく、青年だろうか?年齢はほぼレイと同じぐらいだろう。
「イーレ・ドュールだぜ〜!よろしくなぁ!戦いが好きだぜ!色々楽しませてくれ〜!!」
次の者は、なんというか、バトルジャンキー風な青年だった。白と赤の入り混じった髪に、黒と白の服___確か、華連邦よりも東にある島国の民族衣装だったか?__を纏っている。そして、何よりも特徴的なのはその瞳だ。血のような真紅と近づかないと見えないほどの純白。要するに、オッドアイであった。
「はじめましての人ははじめまして!ディープ・ナイトなのら!これからよろしくなのら!!」
このディープ・ナイトという名の少女はとてつもなかった。というのも、まず、声帯が心配になるほど声が高い。髪は月白色で大きなリボンをつけていた。なによりも、頭には角があり、背中には羽が生えていたのだ。どうやらマリアと同じように人間とは違う種族らしい。年齢は十歳頃。全てが風変わりだった。
「こんにちは〜♪僕の名前はミルフ!よろしくね〜」
花緑青色の髪に天色の瞳を持つ。あからさまにサディスティックな雰囲気があり、腕に特徴的な青色のブレスレットをつけ、年は十八歳頃。
「私はトウカイ アリス。よろしく。」
最後の一人は渋々といった感じで口を開いた。が、他幹部と比べ、明らかに口数が少なく情報は僅かだった。ふわふわと螺旋する青髪をツインテールに縛り、ガーネット色の服を着る。この鮮やかな二つとは対象的に、眼は真っ黒だった。

「…以上。今回はこの五人と行ってもらうよ………。」
五人全員の自己紹介が終わり、デシジョンがそうまとめた。

(いやっ、まともなヤツが居ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!)

レイは心のなかで盛大に大絶叫する。
確か、レイが他ボス達にあった時も同じような事を考えたが、流石というべきか『トワイライト』。しっかりと上級幹部まで壊れている。

このメンバーで挑むことにレイは不安を感じないと言うと嘘になる。はっきり言ってしまうと絶望的であった。
「それじゃあ…今から組分けを発表するね………。これが終わったらすぐに華連邦に向かうよ……。」
呆然としているレイをよそに、デシジョンは組分けを発表していった。
「ミルフ、ヤナギ、フィルアは現地のマフィアに攻め込む……。マリアとディープ。二人は怪しい人物を片っ端から当たって情報を聞き出して…。そしてレイは__イーレとアリスをよろしく…。聞き出した情報をもとに犯人を探す……。わかった……?」

____それぞれ了承の声をあげ、極東に向かってのだった。



「イヤァァー♪『トワイライト』さんはどうするんでしょうネ?」
華連邦、最大のスラム街に一人の道化師が歩いていた。独り言には大き過ぎる声を出していたが、犯罪と狂気が溢れるこの街には気にするものはいなかった。

「一応、こちらから二人は行かせましたしィ、一人ぐらい死んでもおかしくは無いですけどネェー?」
道化師は、そこで言葉を止め、濁りきった雲の広がる空を仰ぐ。

「____ぶっ殺してやる。アイツを」

決意を固め、鈴を鳴らしながら足を進めた。

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

やっと部下枠を出せました!本当良かったです!!
これからもよろしくお願いします!


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> もしも‐RAY‐が学園モノだったら <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

⚠妄想純度100%です。 テンションで書いているので、特に意味はありません。

レイ…帰宅部。容姿、身長、体重が全て平均的。迷彩柄のように周りに溶け込み、存在が空気。が、何故か変人には好かれる様子。

モニカ…飼育委員所属。無邪気な言動に癒やされる生徒が多く、学園三大美少女の一人。妹感が半端なく、可愛いに尽きる。ややsっ気がある。

デシジョン…生徒会長。学園トップの頭脳を持ち、もはや教師よりも賢い。勉強を教われば、猿でも平均点は取れるらしい。顔は良いが、装いに気を使わないので男子生徒からは恋愛対象外。

フィルア…バスケ部部長。容姿端麗。眉目秀麗。スポーツ万能。頭脳明晰。クールイケメンとはまさにこのこと。入学一週間で女子達によるファンクラブができた。

マリア…学園三大美女の一人だが、言動が狂っているので遠巻きにされている。ついたあだ名は「残念美少女」。本人は特に気にしない。関西弁。

ルーザー…学園で話したことが無い人はおそらく居ない。陰キャにも陽キャにも女子にも男子にも優しいムードメーカー。誰とでも仲がいいので学園内の噂に異様に詳しい。

ミリョカ…学園三大美少女。教師さえも入っている強大なファンクラブ(ミリョカちゃんを見守り隊)がある。ホワイトデーにはチョコレートが山になり、良く話す男子は目の敵にされる。

ムギ…図書委員。ルールに厳しく、守らなかったヤツはメンタル破壊。意外と手先が器用で、美術の作品が賞を取ったこともある。メガネが一週間に一度変わるのが最大の謎。

2024/06/21 21:12

ルイ50世 ID:≫.pNRnxeFwo9wA
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