‐RAY‐ 『参加型 ‐ボス枠終了‐』
__三日後、会議室に[太字]四人[/太字]が集まっていた。
「__ここに集まってもらったのは……事前に伝えていた通り、大変なことになったから……。今から…それについて説明するね………。」
なんとも生気の感じられない容姿をした黒髪の女性__デシジョンが話し始めた。
「簡潔にまとめると__私達以外の四人が消えた。」
今この場いるのは、狙撃ボスのレイ、近距離ボスのボスフィルア、参謀ボスのデシジョン、暗殺ボスのマリアだけだった。
「残りの四人がそれぞれ依頼を受け、任務に行ったきり…帰ってこない………。」
それを指すことはつまり__。
「もしかしたら、誰かに襲われてぽっくり逝ってるってことやなー」
その可能性が極めて高い。そうではないとしても、襲われ身動きが出来ないのであろう。レイが考えていたことをマリアが先んじて言った。
「そんなことあるんですか?それぞれってことは別々の依頼ってことですよね?」
「普段ならありえないと言えるけど『幽園地』の件もあるから……。それに何か嫌な予感がするよ・・・・・・・・・。」
フィルアが首を傾げるが、それにデシジョンが答えた。
確かに先日の『幽園地』の行動は異常だった。これを気に世界のありかたが変わるかもしれない。
「嫌だわぁ〜。デシジョンの感ってよく当たるから不吉やぁ!」
そう、マリアはやや不安そうに頬を膨らませる。
とにかく、今この現状はかなり異質な雰囲気を醸し出していた。
「他の五人の行方で可能性の高い場所を探したよ……。はいこれ……」
デシジョンは皆に一枚の紙を渡す。それはどうやら観光ブックらしい。
そこにはこう書かれていた。
『華連邦___美しい極東の都市。』
___その頃他四人は。
「「「いえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいぃ!!!!!」」」
「うるさいですよ」
___華連邦の裏カジノでギャンブルを満喫していた。
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