...さぁってどうしようか...源先輩が怯んだのはほんの一瞬。目線を戻すと、そこには
冷たい目をしている源先輩が居た。
...しょうがない...





















[太字]走るか(？)[小文字]あれ、これってコメディだっけ？[/小文字][/太字]










口内に残っていた小さな飴玉をｶﾞﾘｯと噛み砕いたのを合図に、私は回れ右をし、走り出した。

ふと後ろを振り向くと、唖然としている源先輩がポツンと佇んでいた。しかし、すぐさま
ハッとしたような表情になり、[漢字]学校のポリス[/漢字][ふりがな]先生[/ふりがな]を呼んで私を追いかけ始めた。
遥か向こうから、源先輩の声が聞こえてくる...
輝　[小文字]廊下は走らない！！！[/小文字]
現在進行系で走ってる[漢字]お前ら[/漢字][ふりがな]生徒会長と先生[/ふりがな]に言われたかねぇよ。ってことで継続。更にスピードを上げる。
流石の先輩とティーチャーもぜぇぜぇと息を吐き始めた。
先生　[小文字]じょ、女子の速さじゃない...[/小文字]
先生　[小文字]あいつ、普段は運動してないよな？[/小文字]
輝　[小文字]た、体育の先生でもだめでしたか...[/小文字]
そう、彼奴等は全員体育教師。あんな短時間でどうやって全員集めたんだ？？(総勢１０名超え)
会長って怖ぇぇ...下手したら地獄の底まで追ってきそう......ニッコニコな顔で。

キーンコーンカーンコーン...

全員　あ

先生　始業のチャイムだｯｯｯｯｯｯｯ
先生　やっべAB一時間目体育だわ急げｯｯｯｯ
先生　俺んとこも保健だやっべ[漢字]パートナー[/漢字][ふりがな]もう一人の体育教師[/ふりがな]に怒られるｯｯｯｯ
そういうと、流石は体育教師、と言わせんばかりの俊足で捌けていった。
...その足で私を追えば即捕まると思うのは私だけか？()
源　遅刻は内申点に響くｯｯｯｯｯｯｯｯ
お、流石生徒会会長。そこきちんと考えてるんだ...と、チャイムが鳴り終わらない内に
その場に居た数十名以上の人が捌けた。全員足が速いな〜(他人事)私は...

























●●　サボろっと
サボることにした。まぁ、今から教室帰っても怒られるだけだしな〜...











●●　はぁ...つっかれたぁ〜

そう言うと、私は人目につきにくい中庭のベンチに座った。

●●　...「あいつ、普段は運動してないよな」...か...


















体育教師が放った、その言葉。

























●●　[小文字]まぁ理由知ってるわけ無いか...[/小文字]


















知ってたらそんな無神経なこと言えないはずだし...




























●●　今更構わないでほしいんだけど
















ほんと、なんなの？会長といい、先生といい。




























野次馬といい。























もう...

























































●●　[小文字]放っといてよ[/小文字]