二次創作
地縛少年花子くん 前世と鏡
「僕たち生徒会は、優しい人たちがたくさんいます。困った事があったら、なんでも聞いてください。」
以下省略
「これで、入学式は終わりです。新入生の皆さんは、退場してください。」
「じゃあね、彗。」
会場からそそくさと退散。だってあの生徒会長、すごいこっち見てくるから嫌なんだよ。
早足で門を出る。早足で帰り道を行く。徒歩20分だからな、うちの家。
とまぁ、ついたのは、やや古びた感じだけど、どこかしっかりとした大きな家。
「ただいま。おばあちゃん。」
おばあちゃんはもういないけど、毎日言うようにする。おばあちゃんは大切な人だから。
「ふあー〜、疲れた。」
畳の上で寝っ転がる。
すると、昔こうしていた時に話したことを思い出す。
確か、小学校の入学式の日だったかな
「この家には、古くて大きい鏡があるの。その鏡には精霊様がいて、この家を守ってくださっているのよ。鏡を綺麗にすると喜ばれるの。でも、壊しちゃダメよ。壊したら、精霊様が怒ってしまうのよ。」
「その鏡ってどこにあるの?」
「自分で探してみなさい。私は教えないよ。」
あのあと、何回か探したけど、見つからなかった。
「結局どこにあるんだろう。気になってきたし、探してみるか。」
立ち上が…らなかった。だって、普通に探しても絶対ないんだよ。そんな考えなしに探しても意味ないよね。
「うーん、どこかに隠してあるとしか思えない。一体どこに…。」
隠し部屋とか?私の知らない部屋があるのかも…。
「とりあえず、家の中を探索して、怪しいところがないか探してみるか。」
数分後
「怪しい大きな絵…。隠し部屋の入り口だったりしないかなぁ?」
額縁に手をかけて引っ張る。
ギギギッッ…。えっ、動いちゃった。
「ほぇー、いかにも秘密の部屋の入り口っぽいな。」
中は真っ暗で奥に続いてる。行ってみよう!