私にしか見えない女の子
[中央寄せ][明朝体][大文字][大文字]~部屋~[/大文字][/大文字]
●●:ふぅ~道のりが長かったぁ~…
[大文字][大文字][大文字]コンコン[/大文字][/大文字][/大文字]
咲夜:失礼します。
●●:はい…?
咲夜:この時間はみな部屋に戻り就寝の準備を行います。
今は後食事の時間。
この時間に廊下に出ていいのは配膳係だけでございます。
お食事の時間は??様が最上階で食べていらっしゃします。
たまに鈴の音が聞こえる事があるでしょう。その時は。
「いらっしゃいませ。」と、言って下さいね。
●●:…わかりました。ありがとうございます。
咲夜:では、失礼します。
●●:𐃆 ˒˒( ◍′༥‵*◍)ŧ‹"ŧ‹"
おいしぃ~!これ何の肉なんだろ…?
[大文字][大文字][大文字]チリン……🎶[/大文字][/大文字][/大文字]
●●:あ、いらっしゃいませ。
??:ありがとう…。
●●:あなたは…さっきの…?
??:そうよ。
[大文字][大文字][太字]この子はさっきの狐の仮面の子…。
どうしてここへ…?[/太字][/大文字][/大文字]
●●:あの…どうしてここにおられるのですか…?
??:… それは…。
●●:えっと…言わなくてもいいですよ…!
??:…。あなたと一緒にいる時間を増やしたくて…。
●●:…?私…ですか?
??:ええ。…まだここに来たばかりでしょう?
あなたと話す時間を増やしたくて。
●●:そうだったのですね。
??:…あなたは…人間界ではどんな暮らしをしていたの?
●●:私は…みんなからは「無感情だ。」とか。「愛想無い。」とか。なのできっとつまらない人生を送ったのだと思います。
??:そう…。その原因とかあるの…?
●●:まぁあります…。
その1つは…大切な人がいなくなったからです…。
??:そうなのね…。
その子は今…どこにいるの…?
●●:わかりません…。もし…!
この界に来ていたら…!あの図書館に書いてあるのかもしれません。
??:…そう…。それはきっと…。
小さい頃に大切な人がいなくなったのでしょう…?
●●:…はい。
??:あなたとその人はいつも一緒に遊んでいた…?
●●:は…はい。
??:[小文字][小文字][小文字][小文字]やっぱりそうなのね…。[/小文字][/小文字][/小文字][/小文字]
●●:な…何か言いました…?
??:いいえ。そちらのお食事。美味しいですか?
●●:なんかすごく食べたことのある味で。
とっても美味しいです!
??:ありがとう…。じゃあ私は…。
●●:あの…!
[大文字][大文字][大文字][下線]あなたのお名前は…[/下線][/大文字][/大文字][/大文字]
??:[大文字][大文字][大文字][下線]…。
…失礼します…。[/下線][/大文字][/大文字][/大文字]
●●:教えて…くれないか…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[大文字][大文字][大文字]~寝る準備~[/大文字][/大文字][/大文字]
●●:ここって時計無いのかな?
[大文字][大文字][大文字]コンコン[/大文字][/大文字][/大文字]
咲夜:失礼します。
●●:あ、咲夜…。さん…。
咲夜:さんつけなくてもいいのに。
●●:すみません。
咲夜:今日はあなたと一緒に寝なきゃ行けない日なの。
●●:咲夜と…?
咲夜:ええ。一週間に一回はこの日が来るの。
もし一人で和室にいて。壱弐時(じゅうにじ)を回ったら…。
あなたはみんなの記憶から消されるわ。気を付けて。
●●:はい…。
咲夜:では。そろそろ寝ましょう。
●●:…わかりました。
咲夜:布団はそこのタンスに入っているわ。
●●:これですか?
咲夜:そうそう。それをここに出して。そっちをここに。
●●:わかりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●●:敷き終わりました。
咲夜:あ、
私の分までやってくれたの?ありがとうね。
それじゃあ次は。
着物を着るわよ。
●●:着物…?
咲夜:そう。就寝用の着物があるの。
まぁ着物は場所によって変えるの。
着物はその時に教えるわね。
●●:…もしかして。着物ってこれですか…?
(見たことのある着物…。)
咲夜:…ええ…。あなたはこれね。
●●:あの咲夜…さん…。この着物って…。
咲夜:あなた…。これは覚えているのね…。
変えることも出来るけど…これにする…?
●●:…はい…。
[大文字][大文字][大文字][太字]その時。
私の頬には一粒の涙が流れてきた。
だってこの着物は…。「[下線]お姉ちゃん[/下線]」の何だもん…。
[大文字][大文字]……。[/大文字][/大文字][/太字][/大文字][/大文字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ]
●●:ふぅ~道のりが長かったぁ~…
[大文字][大文字][大文字]コンコン[/大文字][/大文字][/大文字]
咲夜:失礼します。
●●:はい…?
咲夜:この時間はみな部屋に戻り就寝の準備を行います。
今は後食事の時間。
この時間に廊下に出ていいのは配膳係だけでございます。
お食事の時間は??様が最上階で食べていらっしゃします。
たまに鈴の音が聞こえる事があるでしょう。その時は。
「いらっしゃいませ。」と、言って下さいね。
●●:…わかりました。ありがとうございます。
咲夜:では、失礼します。
●●:𐃆 ˒˒( ◍′༥‵*◍)ŧ‹"ŧ‹"
おいしぃ~!これ何の肉なんだろ…?
[大文字][大文字][大文字]チリン……🎶[/大文字][/大文字][/大文字]
●●:あ、いらっしゃいませ。
??:ありがとう…。
●●:あなたは…さっきの…?
??:そうよ。
[大文字][大文字][太字]この子はさっきの狐の仮面の子…。
どうしてここへ…?[/太字][/大文字][/大文字]
●●:あの…どうしてここにおられるのですか…?
??:… それは…。
●●:えっと…言わなくてもいいですよ…!
??:…。あなたと一緒にいる時間を増やしたくて…。
●●:…?私…ですか?
??:ええ。…まだここに来たばかりでしょう?
あなたと話す時間を増やしたくて。
●●:そうだったのですね。
??:…あなたは…人間界ではどんな暮らしをしていたの?
●●:私は…みんなからは「無感情だ。」とか。「愛想無い。」とか。なのできっとつまらない人生を送ったのだと思います。
??:そう…。その原因とかあるの…?
●●:まぁあります…。
その1つは…大切な人がいなくなったからです…。
??:そうなのね…。
その子は今…どこにいるの…?
●●:わかりません…。もし…!
この界に来ていたら…!あの図書館に書いてあるのかもしれません。
??:…そう…。それはきっと…。
小さい頃に大切な人がいなくなったのでしょう…?
●●:…はい。
??:あなたとその人はいつも一緒に遊んでいた…?
●●:は…はい。
??:[小文字][小文字][小文字][小文字]やっぱりそうなのね…。[/小文字][/小文字][/小文字][/小文字]
●●:な…何か言いました…?
??:いいえ。そちらのお食事。美味しいですか?
●●:なんかすごく食べたことのある味で。
とっても美味しいです!
??:ありがとう…。じゃあ私は…。
●●:あの…!
[大文字][大文字][大文字][下線]あなたのお名前は…[/下線][/大文字][/大文字][/大文字]
??:[大文字][大文字][大文字][下線]…。
…失礼します…。[/下線][/大文字][/大文字][/大文字]
●●:教えて…くれないか…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[大文字][大文字][大文字]~寝る準備~[/大文字][/大文字][/大文字]
●●:ここって時計無いのかな?
[大文字][大文字][大文字]コンコン[/大文字][/大文字][/大文字]
咲夜:失礼します。
●●:あ、咲夜…。さん…。
咲夜:さんつけなくてもいいのに。
●●:すみません。
咲夜:今日はあなたと一緒に寝なきゃ行けない日なの。
●●:咲夜と…?
咲夜:ええ。一週間に一回はこの日が来るの。
もし一人で和室にいて。壱弐時(じゅうにじ)を回ったら…。
あなたはみんなの記憶から消されるわ。気を付けて。
●●:はい…。
咲夜:では。そろそろ寝ましょう。
●●:…わかりました。
咲夜:布団はそこのタンスに入っているわ。
●●:これですか?
咲夜:そうそう。それをここに出して。そっちをここに。
●●:わかりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●●:敷き終わりました。
咲夜:あ、
私の分までやってくれたの?ありがとうね。
それじゃあ次は。
着物を着るわよ。
●●:着物…?
咲夜:そう。就寝用の着物があるの。
まぁ着物は場所によって変えるの。
着物はその時に教えるわね。
●●:…もしかして。着物ってこれですか…?
(見たことのある着物…。)
咲夜:…ええ…。あなたはこれね。
●●:あの咲夜…さん…。この着物って…。
咲夜:あなた…。これは覚えているのね…。
変えることも出来るけど…これにする…?
●●:…はい…。
[大文字][大文字][大文字][太字]その時。
私の頬には一粒の涙が流れてきた。
だってこの着物は…。「[下線]お姉ちゃん[/下線]」の何だもん…。
[大文字][大文字]……。[/大文字][/大文字][/太字][/大文字][/大文字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ]