私にしか見えない女の子
[中央寄せ][明朝体][大文字][大文字]~和室~[/大文字][/大文字]
ば:美夜ちゃん。ちょっと来てくれるかしら。
●●:どうしたの?ばあちゃん。
ば:あのね。あなたのお母さんと話して決めたことなんだけど。
●●:うん…。
ば:あなたのお姉ちゃんの事話してあげる。
●●:…え…?
ば:よく聞いててね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[大文字][太字]あなたは覚えていないかもしれないけど。
あなたのお姉ちゃんはあなたをかばっていなくなったの。
あなたとお姉ちゃんはとある夏休みの日にここの近くにある。
氷川神社(ひかわじんじゃ)に行ったの。
でもそこは簡単には入れない神社なの。
おばあちゃんとあなたのお母さんは探しに行ったわ。
だけど…あなた達はいなかった。
きっと、知らない世界にあなたとお姉ちゃんは飛ばされたのよ…。
私もその後の事は知らない。
何時間経ったか…。
あなたは一人で泣きながら出てきたの。
こう言いながらね。
「お姉ちゃんが…お姉ちゃんが……キラキラして…
そして…石さんになったよ…。」ってね。
そこにちょうど通りすがりにおじいさんが来たの。
その人の話によると。
「わしにも2つ上の姉がいた。わしらもこの神社に入ったんだがー…
姉はわしを生きて返すために…あの石になったんだ…。
石といってもあれは氷のようだった。あれは触れない場所にあるが…
わしは神に運ぶよう言われたんだ。その時の感覚が…
冷たく。触れたところが黒くなる。
だからあの石に手形がついている。」[/太字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ]
ば:美夜ちゃん。ちょっと来てくれるかしら。
●●:どうしたの?ばあちゃん。
ば:あのね。あなたのお母さんと話して決めたことなんだけど。
●●:うん…。
ば:あなたのお姉ちゃんの事話してあげる。
●●:…え…?
ば:よく聞いててね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[大文字][太字]あなたは覚えていないかもしれないけど。
あなたのお姉ちゃんはあなたをかばっていなくなったの。
あなたとお姉ちゃんはとある夏休みの日にここの近くにある。
氷川神社(ひかわじんじゃ)に行ったの。
でもそこは簡単には入れない神社なの。
おばあちゃんとあなたのお母さんは探しに行ったわ。
だけど…あなた達はいなかった。
きっと、知らない世界にあなたとお姉ちゃんは飛ばされたのよ…。
私もその後の事は知らない。
何時間経ったか…。
あなたは一人で泣きながら出てきたの。
こう言いながらね。
「お姉ちゃんが…お姉ちゃんが……キラキラして…
そして…石さんになったよ…。」ってね。
そこにちょうど通りすがりにおじいさんが来たの。
その人の話によると。
「わしにも2つ上の姉がいた。わしらもこの神社に入ったんだがー…
姉はわしを生きて返すために…あの石になったんだ…。
石といってもあれは氷のようだった。あれは触れない場所にあるが…
わしは神に運ぶよう言われたんだ。その時の感覚が…
冷たく。触れたところが黒くなる。
だからあの石に手形がついている。」[/太字][/大文字][/明朝体][/中央寄せ]