ーーー''ヨモギ''は可愛い。

笑顔が似合う、明るい子。

太陽みたいな、向日葵みたいな。

それでいて、ヨモギの様な。

なんだろう。安心感だろうか。

ヨモギには毒がないと言う安心感がある。

''ヨモギ''にも、ヨモギみたいな安心感がある。

それでいてなにか、安心できない。

まるで、俺とは大違い。羨ましい。

でも、だめだ。憎んではいけない。

''ヨモギ''はただ、平和に、幸せに生きていたいだけ。

羨ましいなんて思っちゃいけない。





『…！繧｢繧ｳ繝九ャ繝さん！こんにちはっ！』

『今日は弟たちとパンを焼いたんですっ！』

『繧｢繧ｳ繝九ャ繝さんも食べませんか？ﾆｺｯ』

「…いや、遠慮しとくよ。今日は少し、、用事があるんだ。」




ーー嘘をついた。




『そうですかぁ、、残念、、また焼くので、今度一緒に食べましょうねっ！』

「…嗚呼、そうだな」


ほんとに、大違い。