人生初めて祭りに行った。
祭りは思った以上にたくさんの人がいた。
そして、たくさんの屋台が立ち並んでいた。
その中に、見たことの無い名前の飴を売っている店を見つけた。

りんご飴

最初はよく分からなかった。
りんご飴は、コンビニなどでよく見る球体のりんごの味のする飴のようなものだと思っていた。
でも、実際は丸ごとひとつのりんごに、飴を付けたものだった
りんごは今まで切って何個かに分けて食べていた
それを丸かじりするのか？
私は食べ切れるのかも知らず、興味本位でそのりんご飴を買ってみた
りんご飴はずっしりとしており、途中の人気のないところに座り込み、1口食べてみた

周りの赤い飴の甘さと、りんごの甘酸っぱさが絶妙にマッチしている。
周りの赤い飴はりんごの味がするのかと思ったが、砂糖の甘さだった
その砂糖の甘さのおかげでりんごの味が引き立てられていた

だから、あんなに並んでいたのか
一口食べてみて、人気の理由がわかった



打ち上がる花火を見ながら、また1口、また1口
りんご飴の美味しさを噛み締めながら、私は帰路へと着いた。