あの星に

生きているかも怪しい僕らに
この星の住人たちは
心の底からの同情をしてくれたんだ
でもさ、でもさ、でもさ
僕たちが求めてるのは同情なんかじゃなくて
誰かの温もりなんだ、温かい人肌なんだ
親からうける無償の愛、恋人からの色んな愛
そういうもの全部受け取れずに生きてきたから
だから、だから、だから
人の愛し方一つとしてわからなくてさ
冷たくなった心の溶かし方もわからない
ああ、

あの星を見つける僕らに
この星の住人たちは
色んなことを教えてくれた、色んなことをしてくれた
でもさ、でもさ、でもさ
僕たちが教えて欲しいのは
自分自身の愛し方、心の傷の癒やし方
傷ついて受け止めてくれる友達、家族
そういう人に囲まれずに孤独に生きてきた
だから、だから、だから
僕らあの星に憧れるんだ、何もないあの星に
あそこなら僕ら1からやり直せるんじゃないかって
ああ、期待してしまうんだ