パンドラの箱

溢れ出す暗闇と絶望
最後に残ったのは希望でないことだけが確かで
ねえ、私の目を見て答えてよ
ねえ、どうしてそっぽを向くの
あの箱を開けてしまったのは誰？
あなたは知っているのでしょう？真実を
純真無垢なその瞳の僅かな濁りを追いかけて
辿り着いた真実を握りしめ空に解き放つ
降り注ぐ黒々とした塊に貪り食われるその体
濁り切ったこの瞳に焼き付けておこう

この世界を取り巻く憎しみと怒りを炎に変えて
何もかもを燃やし尽くす
きらりと光る僅かな星々のかけらは
見て見ぬふりをして1番底に隠して
何千万年も前の話じゃないか
私たちは何も知らない、そうだろう？
純真無垢なその瞳でどうか私を見つめないで
最後に残されたものが何かは知らないんだよ
飛び散った肉片が白いドレスを赤く染めた
希望ではない何かと共に隠しておこう
開かずの箱に